簡単なのにすごい! Photoshop 1分講座

「色相・彩度」で、質感そのままに美肌補正できる！

  • パパ

2025年10月29日 06:34

　調整レイヤーの「色相・彩度」は全体の色や明るさを変えるだけでなく、色域を指定して特定の部分のみに効果を与えることができます。この特徴を生かして肌の赤み部分の質感を残したまま自然に補正するテクニックを解説します。

動画版
レイヤーパネルの下にある調整レイヤーのアイコンをクリックし、「色相・彩度」を作ります
プロパティパネル内の指先のアイコンを選択します
肌の赤みがある部分をクリックします
するとプロパティパネルに指定した色域が表示されます
色域が肌の赤い部分になるように調整していきますが、まずは色域を見やすくするために「色相」と「彩度」を最大まで上げます
色域の範囲を肌の赤い部分を覆うように調整します
調整できたら、「色相」と「彩度」の文字部分をダブルクリックして数値をリセットします
あらためて肌の赤い部分を確認しながら、肌の赤い部分が肌色になるように「色相」「彩度」「明度」を調整します
色相彩度の調整レイヤーのレイヤーマスクを選択し、Ctrl(Mac: Command)+Iで階調の反転をします
ツールバーから「ブラシツール」を選択し、描画色を白、硬さを0にします
肌の赤い部分を塗るとその部分だけ調整レイヤーの効果が反映され、肌の赤みを自然に修復することができました
パパ

映像制作会社などを経て2017年フリーランスとして独立。現在はSNSを中心にPhotoshopの作品メイキング、チュートリアルを投稿している。複数の写真を使い1枚のアート作品を作るフォトマニュピレーションの動画は200万回再生を超え、現在YouTubeのチャンネル登録者数は約11万人、Twitterフォロワーは約6万5千人。また2022年10月からAdobe Community Evangelistとして 講師やセミナー、メディア出演、書籍執筆などを通しノンデザイナーやノンプロ向けに「作れる面白さ」を精力的に発信している。Twitterは@StudioT_ppp