簡単なのにすごい! Photoshop 1分講座

「パスぼかし」を使って写真に動きを付ける

パパ

2023年7月21日 06:12

　今回は「ぼかしギャラリー」の「パスぼかし」を使って写真に動きを付けていきます。今回は事前に1枚の写真から人物のみを切り抜いたレイヤーを用意しています。自身で試す場合は選択ツールで被写体のみ別レイヤーに切り抜いておきましょう。

Ctrl(Mac: Command)キーを押しながら人物のレイヤーのサムネイル部分をクリックするとレイヤー内のオブジェクトを自動選択します

メニューバー＞選択範囲を変更＞拡張、を選び「拡張量」を5pixelにしてOKを押します。これで選択範囲が少しだけ広がります

この状態でメニューバー＞編集＞コンテンツに応じた塗りつぶし、を選択します。選択するとプレビューパネルが表示されるのでOKを押します。よく見ると違和感が残る部分もありますが今回は問題ないのでこのまま進みます

Ctrl+D(Mac: Command+D)で選択範囲の解除をします

非表示にしていた人物のレイヤーを表示させます

レイヤー01を選択した状態でメニューバー＞ぼかしギャラリー＞パスぼかし、を選択します。選択するとパスぼかしの画面が表示されます

中央に青い矢印があるので背景の窓の垂直を参考に矢印を移動させポイントをドラッグして矢印を伸ばします

さらに背景の窓や歩道の垂直を参考にドラッグして矢印を作ります

右側の「速度」の数値を調整しイメージに合ったぼかしを作ります

最後にオプションバーのOKをクリックして完成です

パパ

映像制作会社などを経て2017年フリーランスとして独立。現在はSNSを中心にPhotoshopの作品メイキング、チュートリアルを投稿している。複数の写真を使い1枚のアート作品を作るフォトマニュピレーションの動画は200万回再生を超え、現在YouTubeのチャンネル登録者数は約11万人、Twitterフォロワーは約6万5千人。また2022年10月からAdobe Community Evangelistとして講師やセミナー、メディア出演、書籍執筆などを通しノンデザイナーやノンプロ向けに「作れる面白さ」を精力的に発信している。Twitterは@StudioT_ppp