簡単なのにすごい! Photoshop 1分講座

多重露光のように顔に風景を映し出すテク

 今回はPhotoshopでも人気な多重露光の写真を作っていきます。

動画版はこちら
自動選択ツールを選択し、オプションバーに「被写体を選択」を表示させます。これはクイック選択ツールやオブジェクト選択ツールを選択したときにも表示されます
「被写体を選択」横のプルダウンをクリックし「デバイス(高速)」から「クラウド(詳細な結果)」に変更してから「被写体を選択」をクリックします。「クラウド(詳細な結果)」にすることで「デバイス(高速)」よりも精度の高い選択範囲を作ることができます
選択範囲が作られたらレイヤーパネル下のレイヤーマスクのアイコンをクリックし切り抜きます
背景を作るために調整レイヤーから「べた塗り」を選び、色を黒にします。黒いべた塗りができたらレイヤーをドラッグして一番下に移動させておきます
森のレイヤーとモデルのレイヤーの間にAlt(mac : option)を押しながらマウスカーソルを移動させクリックすると、クリッピングマスクされます
森のレイヤーの描画モードを「乗算」にして森とモデルを合成します
Ctrl+Tで自由変形をし位置や大きさを調整します
森のレイヤーにレイヤーマスクを付け、不要な部分を黒い、硬さ0のブラシで自然に消して完成です

 今回は描画モードの「乗算」を使うことできれいに多重露光を作ることができましたが、写真によっては他の描画モードを使うことでうまくいくこともあります。

パパ

映像制作会社などを経て2017年フリーランスとして独立。現在はSNSを中心にPhotoshopの作品メイキング、チュートリアルを投稿している。複数の写真を使い1枚のアート作品を作るフォトマニュピレーションの動画は200万回再生を超え、現在YouTubeのチャンネル登録者数は約11万人、Twitterフォロワーは約6万5千人。また2022年10月からAdobe Community Evangelistとして 講師やセミナー、メディア出演、書籍執筆などを通しノンデザイナーやノンプロ向けに「作れる面白さ」を精力的に発信している。Twitterは@StudioT_ppp