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14万円切りノートでも最新&人気ゲームがこんなにサクサク動くのか!
~初めてのゲーミングPCにちょうどいいマウスコンピューターのAMD Ryzen搭載ノート
- 提供:
- 株式会社マウスコンピューター
2025年6月19日 06:30
マウスコンピューターのゲーミングブランド「NEXTGEAR」から、14万円を切るリーズナブルな価格ながら、最新の人気ゲームをガッツリ楽しめるゲーミングノートが登場した。この価格でも大型の液晶に165Hzのリフレッシュレートを実現。しっかりと要点を押さえた作りで、初心者にも買い換えを考えている人にもオススメできる1台となっている。さっそくレビューをお届けしよう。
CPUは8コアのAMD Ryzen 7 7435HS、GPUはGeForce RTX 4050 Laptop GPUを採用
マウスコンピューターの「NEXTGEAR J6-A7G50WT-A(ホワイト)」は、16型の液晶ディスプレイを搭載するゲーミングノートPCだ。手頃な価格ながらゲームでも一般的な用途でも使いやすいスペックや装備を揃えているのが大きな特徴。バランスのよい仕上がりになっている。
まず、CPUにはAMD Ryzen 7 7435HSを搭載。同CPUは内蔵GPUを省略することで、GPUを常時ディスクリートモードで動かし、ゲーミングパフォーマンスを向上させるのが特徴。8コア16スレッドとゲームプレイには十分なコア数を備え、ブーストクロックは最大4.5GHzとノートPCとして十分に高い。8コア16スレッドあればオフィスワークはもちろん、ゲームやクリエイティブワークもこなせる。本機のようなコスパを重視したゲーミングPCにはうってつけと言える。デフォルトTDPは45W。ゲームにおいては電力こそパワーだ。
対応メモリはDDR5-4800で、評価機は16GB搭載していた。
GPUはNVIDIAのGeForce RTX 4050 Laptop GPUを搭載。CUDAコア2,560基、ビデオメモリGDDR6 6GBを搭載し、フルHD解像度なら幅広いゲームを快適に楽しめるスペックを持つ。ハードウェアエンコーダのNVENC(第8世代)も備えており、ゲームプレイしながらの配信や高速なエンコードを活用した動画編集も可能と汎用性も上々だ。
このGPUは、ノートPCの設計に合わせてカード電力を35~115W、ブーストクロックを1,605~2,370MHzで調整できるようになっているが、本機では140W、2,370MHzに設定されていた。その性能をフルに発揮できる仕様で、心強い部分だ。
ストレージはPCI Express 4.0 x4接続のNVMe SSDで評価機の容量は2TBだった。標準は500GBだが、多くのゲームをインストールできる容量もBTOで選べるのはうれしいところ。データ転送速度も高速で快適なゲームプレイに貢献してくれる。
ディスプレイは16型と大きめで、解像度は1,920×1,200ドットだ。画面比率が16:10なので一般的な16:9のフルHD(1,920×1,080ドット)よりも縦の解像度がちょっと高くなっている。それだけにWebサイトや書類など縦の情報量が多いものも見やすく、普段使いやクリエイティブワークにも向く。
表面は映り込みのない非光沢仕様だ。ゲーミングノートらしくリフレッシュレートは165Hzと高く、16型サイズの液晶と滑らかな表示が合わせるとゲームプレイにかなりの没入感をもたらしてくれる。
このほか、ディスプレイ上部にはWebカメラ、マイクを搭載。インターフェイスは左側面にUSB 2.0、マイク入力、ヘッドセット端子、右側面にUSB 3.2 Gen 1 2基、SDカードスロット、背面にMini DisplayPort出力、HDMI出力、USB 3.2 Gen 2 Type-C、Gigabit Ethernetの有線LANを用意。ワイヤレス機能はWi-Fi 6EとBluetooth 5を搭載している。
キーボードは日本語配列でテンキー付きなので、数字の入力がしやすく、オフィスワークもこなしやすい。配列にクセがなく、スムーズな入力が可能だった。LEDバックライトを内蔵しており、Mouse Control Centerアプリで発光色や発光パターンの制御が可能だ。
本体のサイズは、358.4×268.3×26.3mmで重量は約2.29kg。NEXTGEARノートとしてはこれが初のホワイトモデルとなる。ホワイトはインテリアとも組み合わせやすく、女性にも人気が高い。
最新&人気11タイトルでベンチマークを実行!
ここからはベンチマークテストに移ろう。動作モードについてはパフォーマンスに設定している。まずは、CGレンダリングでCPUパワーを測定する「Cinebench 2024」、PCの基本性能を測る「PCMark 10」、定番3Dベンチマークの「3DMark」を実行する。
Cinebench 2024のMulti Core、Single CoreのスコアともノートPC用の8コア16スレッドCPUとして順当と言える結果だ。しっかり性能を引き出せている。3DMarkはDirect X11ベースのFire Strikeでアベレージ以上、DirectX 12ベースのSteel NomadでもほぼアベレージというスコアでGeForce RTX 4050 Laptop GPUの性能もしっかり発揮されている。
実ゲームに移ろう。今回はディスプレイが画面比率16:10の1,920×1,200ドットなので、その解像度で実行。最高画質と中画質の2パターンで計測している。快適なプレイの目安である平均60fpsに届いているのか、リフレッシュレートの165Hzを生かせる平均165fpsにどこまで近づけるかが注目ポイントだ。
テストしたゲームと条件は以下の通り。Apex Legends、オーバーウォッチ2、マーベル・ライバルズ、ストリートファイター6は比較的描画負荷が軽め、それ以外は描画負荷の高いゲームと言える。
- Apex Legends: 最高画質および中画質程度で、射撃練習場の一定コースを移動した際のフレームレートを「CapFrameX」で測定
- オーバーウォッチ2: 画質“エピック”および“NORMAL”で、botマッチを実行した際のフレームレートを「CapFrameX」で測定
- マーベル・ライバルズ: 画質“最高”および“中”、DLSS“バランス”、マルチフレーム生成有効で訓練場の一定コースを移動した際のフレームレートを「CapFrameX」で測定
- ストリートファイター6: 画質“HIGHEST”および“NORMAL”で、CPU同士の対戦を実行した際のフレームレートを「CapFrameX」で測定
- ELDEN RING NIGHTREIGN: 画質“最高”および“中”で、円卓の一定コースを移動した際のフレームレートを「CapFrameX」で測定
- Clair Obscur: Expedition 33: 画質“エピック”および“中”、DLSS“バランス”で春の牧草地の一定コースを移動した際のフレームレートを「CapFrameX」で測定
- モンスターハンターワイルズ: 公式ベンチマークで画質“ウルトラ”&レイトレーシング“高”および“中”、DLSSは“バランス”、フレーム生成有効でベンチマークを実行。最小(1%)のみ「CapFrameX」で測定
- Stellar Blade: 画質“とても高い”および“中”、DLSSは“バランス”、フレーム生成有効でサイレントストリートの一定コースを60秒移動した際のフレームレートを「CapFrameX」で測定
- The Last of Us Part II Remastered: 画質“非常に高い”および“中”、DLSSは“バランス”、フレーム生成有効でジャクソンの一定コースを移動した際のフレームレートを「CapFrameX」で測定
- DOOM: The Dark Ages: 画質“ウルトラナイトメア”および“中”、DLSS“バランス”、フレーム生成有効でキャンペーンモードのチャプター2冒頭の一定コースを移動した際のフレームレートを「CapFrameX」で測定
- サイバーパンク2077: 画質“レイトレーシング: ウルトラ”および“中”、DLSS“バランス”、フレーム生成有効でゲーム内のベンチマーク機能を利用した際のフレームレートを「CapFrameX」で測定
Apex Legends、オーバーウォッチ2、マーベル・ライバルズと軽めのゲームなら最高画質設定でも平均100fps以上と滑らかな描画でプレイが可能だ。ストリートファイター6とELDEN RING NIGHTREIGNは、最大60fpsのゲーム。どちらもほぼ上限に到達しており、快適なプレイが可能だ。
Clair Obscur: Expedition 33はDLSSのアップスケーラーには対応しているが、フレーム生成には非対応ということで画質を中まで下げても平均50.7fpsになった。快適なプレイにはもう少し画質を下げる必要があるだろう。モンスターハンターワイルズは、最高画質だと16GB以上のビデオメモリを求めるだけに平均フレームレートは低くなってしまった。しかし、中設定にすれば平均66.9fpsと十分快適にプレイできる。
Stellar Blade、The Last of Us Part II Remastered、DOOM: The Dark Agesは2025年に発売された新しいタイトルだが、DLSSのアップスケーラーとフレーム生成に対応していることもあって十分遊べるフレームレートが出ている。重量級ゲームの定番、サイバーパンク2077はレイトレーシング: ウルトラ設定では平均60fpsにわずかに届かないが滑らかにプレイできるフレームレートだ。中設定にすれば滑らかな描画になる。
Clair Obscur: Expedition 33以外はすべて平均60fpsを達成。タイトルによっては画質の調整が必要になるが、ほとんどのゲームが快適に遊べるのが分かる結果だ。
冷却力と動作音も確かめておこう。サイバーパンク2077を10分間動作させたときの動作音を正面、右側面、背面のそれぞれ10cmの位置に騒音計を置いて測定、サーモグラフィーでキーボード全体の温度をチェックしてみた。動作モードは同じくパフォーマンスだ。
さすがにゲームプレイ中の高負荷時だと静かとは言えないが、爆音ではない。しっかりとファンを回しているだけあって、キーボード周辺に熱はこもっておらず、効率よく冷却できている。長時間のプレイでも安心だ。
ゲームプレイ中のチップ温度もチェックした。サイバーパンク2077を10分間プレイしたときのCPUとGPUの温度推移を「HWiNFO Pro」で測定している。CPUが「CPU (Tctl/Tdie)」、GPUが「GPU Temperature」の値だ。
CPUは平均83.5度と問題なく冷却できている。GPUに関しては平均70.3度とかなり低めだ。なお、ゲームプレイ中のGPUクロックはほぼ2,565MHzで推移。ブーストクロックの設定は2,370MHzだが、実際にはそれより高いクロックで動作する。
入門機や予算を抑えての買い換えにピッタリの1台
NEXTGEAR J6-A7G50WT-A(ホワイト)は、約14万円とお手軽な価格のゲーミングノートPCながら、16型165Hzの液晶ディスプレイに500GBの大容量SSD、8コアのAMD Ryzen 7 7435HSなどしっかりとした基本スペックを搭載。GPUのGeForce RTX 4050 Laptop GPUもエントリークラスでも1,920×1,200ドットなら多くのゲームを快適にプレイできる。
あまり予算がないが、これからPCゲームの世界に入ってみたいと考えている人や、旧世代のゲーミングノートPCからの買い換えを検討しているなら、ぜひともチェックしてほしい1台だ。