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ベストはAmazonで買うこと。しかも初月無料でWord/Excel/PowerPointのOfficeアプリ+AIが使えちまうんだ!

 仕事でもプライベートでも、資料の作成・閲覧に活躍するMicrosoft 365のOfficeアプリ。現在はサブスクサービスがメインで、個人向けのプランである「Microsoft 365 Personal」の1年間の利用料金は2万1,300円。持っていないと困るソフトの代表格でもある。

 実はAmazonならMicrosoft 365 Personalを日本マイクロソフトのWebサイトよりも安く買えて、しかも最初の1カ月間だけ無料で試せるプランが用意されている。 CopilotのAI機能が追加されたこともあり、AI活用による利便性向上がどんなものか、今なら“タダ”で試せるチャンスだ。

 そんなわけで今回は、AmazonにおけるMicrosoft 365 Personalのお得さや買い方、AI機能のCopilot in Microsoft 365を組み合わせたOfficeアプリの活用方法について紹介していく。なお、Amazonのキャンペーンページからも今回の情報を確認可能だ。

選ぶべきは月額プラン?年額プラン?それとも買い切り?

 現在、Officeアプリを利用できる個人向けサービスの購入パターンは主に3つ。(1)毎月一定額を支払って利用するパターン、(2)1年ごとに一定額を支払って利用するパターン(月額払いよりもトータルで少し安価)、(3)そして一括で買い切るパターンだ。

 定額払いで利用できるのは、Officeアプリを含むサブスクサービスの「Microsoft 365 Personal」となる。Officeアプリだけでなく、AI機能、クラウドストレージ、継続的なアップグレードといった包括的なサービスが含まれたものだ。

仕事に欠かせないMicrosoft 365 Personal
個人向け「Microsoft 365 Personal」は月額2,130円、年額だとやや安価になって2万1,300円

 月額・年額料金を継続的に支払いたくない、最小限のOfficeアプリだけ使えればいい、というユーザーは買い切りの「Office Home 2024」を選ぶのもアリ。ただし、利用できるのがWord/Excel/PowerPointといった主要アプリのみ、かつインストールできるデバイス数が2台で、AI機能やクラウドストレージが含まれないという制約がある。

買い切りのOffice Home 2024もあるが……
買い切りの「Office Home 2024」もあるが、使えるアプリなどが少ない

 以上を踏まえると、 ひとまず試したいということであればMicrosoft 365 Personalを月額払いで利用したほうがいいし、長期に渡って使い続けることが確実なら年額払いで利用するほうがいい。 PCにプリインストールされている場合はいいとして、後から買う場合に買い切りのメリットはやや少ないと言えるだろう。

 なので、いずれにしてもMicrosoft 365 Personalを選ぶのがベターなわけだが、短期間だけ使うにしろ、長期間使うことになるにしろ、これから購入する(今まさに更新タイミングの手前にいる)のであれば、おすすめの購入先はAmazonだ。

  Amazonで買うべき理由は単純で、日本マイクロソフトのWebサイトで購入するのと比べて安価になるから(※3月初旬時点)。 Amazonで購入する場合、月額払いの「自動更新1か月版」は5%引きとなる月額2,023円、「1年版」も2,130円安い1万9,170円だ(「自動更新1か月版」を購入する場合、Amazon Primeに加入済みである必要がある)。

AmazonだとOfficeが安く買える
Amazonだと「1年版」は1万9,170円。日本マイクロソフトからだと年額21,300円

 また、 「自動更新1か月版」は、プライム会員だとAmazonでの購入が初回に限り最初の1カ月が無料となる。 初回決済時はゼロ円で、1カ月後から2,023円の支払いが始まる形。年額払いだと途中でキャンセルしてもお金は戻ってこないが、月額払いなら2カ月後や3カ月後など、使わなくなったタイミングでいつでもキャンセルできるのもいいところだ。

無料で試せるのは大きなメリット
Amazonの「自動更新1か月版」は月額2,023円で、初月無料となる

 従って結論としては、 短期使用でも長期使用でもとりあえずAmazonの「自動更新1か月版」で初月無料から試してみて、その後継続するかどうかを決める、というやり方が一番おトク。 購入パターンごとの料金や機能の有無などを下記の表にまとめたが、これを見るとAmazonのMicrosoft 365 Personalを選ぶメリットが大きいと分かるだろう。

購入パターンごとの料金や機能の有無の違い ※2月末時点
Amazon提供
Microsoft 365 Personal
日本マイクロソフト
Microsoft 365 Personal
Office Home 2024
(買い切り版)
自動更新1か月版価格月額 2,023円月額 2,130円-
1年版価格年額 19,170円年額 21,300円-
買い切り版価格-3万4,480円
利用可能ユーザー
(デバイス)数
1ユーザー(最大5デバイス)2台のWindows PCまたはMac
AI機能-
クラウドストレージ1TB-
無償アップグレード-
Word
Excel
PowerPoint
OneNote
Outlook-

OfficeアプリのAI機能「Copilot in Microsoft 365」を使い倒そう!

 Microsoft 365 Personalでは、AI機能の「Copilot in Microsoft 365」が利用できる。Copilotと言えばAIアシスタントだが、Copilot in Microsoft 365はWordやExcel、PowerPointなど、Officeアプリ上での利用に最適化されたものだ。

  もちろん、AI機能は初月無料の自動更新1カ月版価格でも制限なく使用可能だ(いわゆるトークンとなるAIクレジットは1カ月あたり60個の制限がある)。日本マイクロソフトが推すAIを試せる機会でもあり、仕事にどれくらい役立つか気になるところだろう。

AI機能の「Copilot in Microsoft 365」
WindowsのAIアシスタントであるCopilot。この機能をOfficeアプリに統合し最適化させたのが「Copilot in Microsoft 365」だ

 簡単な指示をテキスト入力するだけで、AIがそれに従って資料や文章の作成、データ分析などの手伝いをしてくれるため、短時間で作業をこなせるようになる。実際にどんなことができるのか、プライベート利用を想定した例をいくつか紹介しよう。

【AI活用例Word編】あらゆる下書きを瞬時に作成

 Wordの中で使えるCopilotでは、文書の新規作成時に下書きを作成したり、そこに修正を加えたりできる。また、作成済みの文書に対しては要約や情報抽出も可能だ。

 仕事ではないプライベートシーンで考えられる用途は、就職・転職活動するときの職務経歴書、イベントの招待状、スピーチ原稿などの作成が挙げられる。 どんな種類の文章でも、Copilotに簡単なテキストで指示すれば、ほとんど一瞬でそれらの下書き原稿ができ上がる。

【手順1】
新規文書作成時にCopilotが利用可能
【手順2】
Copilotアイコンをクリックして指示文を入力する
【手順3】
「職務経歴書を表形式で作成して」のように指示するとあっという間にそれっぽい文書ができあがった
【手順4】
修正したい箇所があれば範囲選択し、「プロンプトを書き込みます」や「自動書き換え」などをクリック
【手順5】
「プロンプトを書き込みます」クリック後、指示内容を記入すれば……
【手順6】
それに従った内容に書き換えてくれる
【手順7】
「新年会の挨拶のスピーチ原稿」も……
【手順8】
一瞬で作成
【手順9】
細かい前提条件などを追加するとより完成度が高まる
【手順10】
ウィンドウ右上にあるCopilotボタンを押すとチャット画面が表示
【手順11】
既存の文書の要約や情報抽出ができる

【AI活用例Excel編】高度な分析、視覚化が可能なExcelのCopilot

 ExcelのCopilotでは、既存データの全体や一部について分析できる。 Excel関数を駆使した処理や分析も、自力で関数を組み立てることなく、Copilotに自然な言葉で指示するだけで実現できるし、スクリプト言語のPythonを利用したより高度な分析やグラフ描画も可能だ。

 プライベートで大量のデータ分析をする機会は多くないかもしれないが、たとえば年賀状を出すときに使っている住所録を整理する、あるいは自分の体重などの履歴データをもとにフィットネスの最適な方法を模索する、といったような使い方に役立ってくれるだろう。

【手順1】
都道府県を抽出して別の列にして挿入する方法をすぐに教えてくれた
【手順2】
体組成計から取得したデータを元に高度な分析をしてみる
【手順3】
Pythonコードを使用した分析の結果が表示
【手順4】
その内容をグラフィカルに表現することも

【AI活用例PowerPoint編】「ナラティブビルダー」でPowerPoint資料作成の手間が激減

  PowerPointのCopilotでは、スライドの新規作成時に、目的にあった下書きを作成できる「ナラティブビルダー」を使えるのが便利。既存のスライドデータの要約も可能だ。

 たとえば家族を説得するための「家庭用新PC購入の提案書」を作るようなときも、このナラティブビルダーが役に立つ。なぜ新しいPCが必要なのかという理由から、予算や維持コスト、具体的な用途とメリット、さらには導入スケジュールから旧PCの処分方法にいたるまで、細かなトピックを生成してくれるので、後はそこに自分なりの言葉を当てはめるだけ。最小限の工数で説得力のある資料が完成する。

【手順1】
スライドの新規作成時にCopilotアイコンから「以下についてのプレゼンテーションを作成する」を選択
【手順2】
「家庭用新PC購入の提案書」と入力
【手順3】
いったん見出しだけのアウトラインが生成される。要素の取捨選択や追加、順序変更が可能。OKなら「スライドの生成」をクリック
【手順4】
ストックフォトなどを挿入した分かりやすいデザインのスライドが生成された
【手順5】
仮の文言がすでに挿入されているので、自分なりの言葉に直していけば説得力のある提案書の完成だ

【AI活用例Outlook編】OutlookのCopilotなら面倒な言い回しのメールもサクッと

 Outlookでメールを作成するときもCopilotが利用可能だ。 簡単な指示文で相手に送るメッセージの下書きを生成できるほか、作成中のメールに対して改善案を提示する「コーチング」もしてくれる。 目上の人へのかしこまった言い回しも、気の置けない同僚へのカジュアルなセリフも、ゼロから書いていくのは手間だが、Copilotにお願いすれば一発だ。

【手順1】
画面右上の「Copilot」ボタンを押し「下書き」をクリック
【手順2】
下書き時はテンプレート的な指示文がいくつか提示されるので、そこから選ぶとさらに省力化できる
【手順3】
飲み会の日程調整のメール生成を指示してみた。本文を短くしたり、長くしたり、トーンを変えたりといったアレンジもメニューから指示できる
【手順4】
「コーチング」ではより適切な文章表現などを丁寧に教えてくれる

AmazonでのMicrosoft 365 Personalの購入からインストールまで

 以下、AmazonにおけるMicrosoft 365 Personalの購入からインストールまでの手順を紹介しよう。購入するだけではだめで、自身のMicrosoftアカウントにひもづける必要がある。

【手順1】
Microsoft 365 Personalの「自動更新1か月版」を選択していることを確認してカートに入れ決済へ
【手順2】
請求額が「¥0」になっていることを確認して「注文を確定」
【手順3】
決済完了後「利用手続きを開始する」をクリックするか、購入通知メールにあるリンクをクリック
【手順4】
ひも付けたいMicrosoftアカウントでログインしていることを確認し、アカウントに間違いがなければ「始める」をクリック
【手順5】
「利用」をクリック
【手順6】
「デスクトップ アプリをインストールする」をクリック
【手順7】
ダウンロードしたファイルをダブルクリックしてインストール開始
【手順8】
Officeアプリの初回起動時に、先ほどのMicrosoftアカウントでログインすれば使い始められる

Microsoft 365 Personalを少しでも安価に手に入れるならAmazonで

 AmazonであればMicrosoft 365 Personalを通常よりも少し安価に購入でき、1カ月の無料期間でAI機能を含むOfficeアプリのフル機能を利用できる。Copilot in Microsoft 365がどれだけ便利に使えるのかなどを確認した上で購入を決断できるので、試さない手はないだろう。

 すでに日本マイクロソフトで購入済みのユーザーも、次回の更新時には一度Amazonで試してみて、少しでも長く、おトクにMicrosoft 365 Personalを手に入れてほしい。