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MacとWindows両対応でタッチもできる!液タブっぽくも使える超高機能モニターがデルから登場
- 提供:
- デル・テクノロジーズ株式会社
2023年9月11日 06:30
モニターは基本的に映像を表示するためのデバイス。そのためこれまでは表現力やリフレッシュレートなどが重視されてきたが、最近ではそれ以上の付加価値を与えて、さらなる利便性を追求した製品が登場している。
PCメーカーとして有名なデル・テクノロジーズ(以下、デル)は、実はモニターメーカーとしてもシェアが高く、高機能な製品を高コスパで提供している。今回紹介する23.8型フルHD IPS液晶モニター「Dell プロフェッショナルシリーズ P2424HT 23.8インチマルチタッチ USB-C モニター」(以下、P2424HT)はその代表格。WindowsだけでなくmacOSにも正式対応し、USB Type-C経由でケーブル1本で映像出力、電力供給、データ通信が可能だ。
さらに10点マルチタッチ対応のタッチパネルを内蔵。タッチ非対応のMacでも、iPhoneやiPadのようにタップ、スワイプ、スライド、ピンチイン/アウト操作が自由自在なのだ。インターフェイスも豊富に搭載されており、USBハブとしても利用可能。そして、液タブのようにも設置できる新型スタンド装備と、1台で何役も兼ねる多機能モニターなのである。
HDMI/DP/Type-Cを備え、タッチ操作に対応
P2424HTは最大出力90WのUSB 3.2 Gen 1 Type-C端子を備え、10点マルチタッチ操作に対応した23.8型フルHD IPS液晶モニターだ。
解像度は1,920×1080ドット、アスペクト比は16:9、画素密度は93ppi、輝度は300cd/平方m、色域はsRGB 99%、コントラスト比は1,000:1、最大表示色は1,670万色、リフレッシュレートは60Hz、応答速度は5ms(中間色高速)/8ms(中間色標準)、視野角は上下/左右178度、スクリーンには反射防止と3Hハードコーティングが施されている。スピーカーは3Wのモノラルタイプを本体上部に内蔵する。
インターフェイスは非常に充実。HDMI、DisplayPort 1.2 、USB 3.2 Gen 1 Type-C(最大出力90W) 、USB 3.2 Gen 1(ダウンストリーム)×2、USB 3.2 Gen 1 Type-C(ダウンストリーム、最大出力15W)、USB 3.2 Gen 1(ダウンストリーム、最大出力10W)、有線LAN、3.5mmオーディオ出力を装備している。
ちょっとやそっとの衝撃では倒れそうにない重厚感のあるスタンドは、傾斜角度は-5度/+60度、スイベル角度は-30度/+30度、高さは110.52mmで調整可能。特に傾斜+60度というのはなかなかほかにはない仕様で、液晶タブレットのように手元に水平に近い角度で設置して、タッチ操作することもできる。100×100mmのVESAマウントが背面に用意されており、モニターアームにも取り付けられる。
サイズ/重量は、スタンド込みで538.8×248.87×320.98mm/7.86kg、本体のみで538.8×54.1×320.98mm/3.86kg。消費電力はオンモードで18W、最大時で190W、スタンバイ時で0.5W、オフモードで0.3Wだ。
本体背面のジョイスティックをプッシュすると、OSD(オンスクリーンモニター)メニューが表示される。ジョイスティックは大きめで操作しやすい。メニューには輝度/コントラスト、入力信号、色、モニター、オーディオ、メニュー、カスタマイズ、その他、の項目が並び、詳細設定が可能だ。
主な仕様は下記の通りとなる。
P2424HTの主な仕様 | |
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パネルサイズ | 23.8型(10点マルチタッチ対応) |
対応OS | macOS、Windows |
入力端子 | USB Type-C(90W給電対応)、HDMI、DisplayPort、RJ45、USB 3.2 Gen 1 |
本体サイズ(cm) | 53.88×24.887×32.098 |
調節 | 高さ110.52mm、傾斜角度-5度~60度 |
その他の特徴 | 3Wスピーカー搭載、3辺極細ベゼル搭載 |
Macでの使い勝手を検証
まずはMacでの使い勝手をレビューしていこう。単にMacと接続して映像を表示するだけならソフトウェアのインストールは不要だ。タッチ操作を利用するには、公式サイトから「UPDD Commander」をインストールする必要がある。ソフトウェアのインストール後、「プライバシーとセキュリティ」、「アクセシビリティ」で「UPDD Commander」を許可すれば、タッチパネルが操作可能となる。
タッチ操作については基本的にデフォルトの設定が適用されるが、「UPDD Commander」でアプリごとに異なる操作方法を割り当てられるようになっている。また、「Touch」と「Settings」に項目が分かれており、感度やパームリジェクションなどときめ細かなカスタマイズが可能だ。スタンドやタッチ機能などハードウェアも優れているが、ソフトウェアもきめ細やかに開発されていると感じる。
現時点ではタッチ操作に対応したMacは存在しないが、P2424HTを利用すればmacOS上でタップ、スワイプ、スライド、ピンチイン/アウト操作が可能となる。スマホ、タブレット感覚でmacOSを操作できるのは、P2424HTの大きな魅力だ。
特にPhotoshopなどのクリエイティブアプリでは、素早く、直感的な操作が可能となり、使い勝手が向上する。静電容量方式のタッチペンを用意すれば、手書きによるレタッチ操作などがはかどるはずだ。なお、デルではタッチペンの動作保証まではしていないが、今回検証した範囲では手のタッチと同様に問題なく使うことができた。
Appleシリコン対応のMacであればiOSアプリをインストール可能なため、P2424HTで操作すると、23.8型のiPadのような使い勝手を得られる。iOSアプリを23.8型の画面で操作するのはなんとも贅沢な環境で、大画面によりゲームへの没入感を高めてくれることは間違いない。
さらにぜいたくな使い方として、本製品2台をMacBook Proの両脇に設置し、左のモニターは左手で、右のモニターは右手で操作という使い方もできる。こんな使い方でも、MacBookとの接続に使うケーブルはType-C 2本のみで済む。
Windowsでの使い勝手は?
Windows用にはアプリケーション「Dell Display Manager」と「Dell P2424HT Touch & Mouse Mode Application Driver」、そしてドライバとして「Dell P2424HT USB-C Touch Monitor」が用意されている。
「Dell Display Manager」では、「明るさ/対照」、「入力ソース」、「カラー」、「Easy Arrange」、「パーソナライズ」、「その他」の設定項目が用意されており、本来オン・スクリーン・ディスプレイメニュー(OSDメニュー)から行なう設定をPCから変更可能だ。また「Easy Arrange」では、ウィンドウの配置を保存し、素早く呼び出せる。WindowsではMacよりも多くの便利機能が提供されているわけだ。
「Dell P2424HT Touch & Mouse Mode Application Driver」では、タッチパネルをタッチモード、マウスモードに切り替えられる。マウスモードではノートPCのトラックパッドのような操作方法となる。
OSがタッチ操作に対応しているWindows環境では、P2424HTでのタッチ操作はタブレット端末とほぼ同じ。筆圧検知や傾き検知は利用できないが、タッチペンを使えばよりクリエイター向けの操作環境が実現する。Lightroomなどで輝度や彩度を変更する場合でも、指でスライダーを動かすだけでOK。タッチ操作だけですべてが完結するので、クリエイティブな作業に集中できるためだ。
高剛性ながら設置が容易なデル純正モニターアームに注目
デルはモニターアーム「Dellシングルモニターアーム – MSA20」などもオプションで用意している。本製品は基部の6角ネジ2本を除いて、工具なしで組み立てが可能。最大10本のケーブルをまとめられる「ケーブル管理スロット」により、モニターとケーブルをまとめてスマートに設置できる。最大38型のモニターを装着可能で、アームの角度を制限できる「角度調整スイッチ」も用意されている。3年間有効のハードウェア限定保証を提供されており、安心して利用できる純正モニターアームだ。
P2424HTは台座が高機能なのでそのままでも十分使い勝手は高いが、たとえばノートPCと組み合わせて、ノートより高い位置に置きたい、あるいはデュアルで使いたいなどといった場合は、アームを導入するのも手だ。また、アームを使えば、本製品を縦向きでも利用できる。
なお、アームに接続し利用する際は、アームのヒンジを少し硬めに調節し方がいい。タッチモニターという構造上、アーム側の設定を緩くしてしまうと本体をタッチした際にアームが動いてしまい誤動作につながる可能性があるからだ。
MacとWindowsのどちらでもタッチ操作が可能な高機能モニターの決定版
以上の通り、デルの23.8型フルHD IPS液晶モニターP2424HTは、macOSに正式対応し、USB Type-Cケーブル1本でMacBookなどと接続でき、タッチ操作にも対応している。macOS環境でタッチ操作が可能になるのは大きなメリットだ。Mac miniなどのデスクトップ型Macとの相性もピッタリだ。
標準のスタンドは剛性感があり、多関節スタンドの調整範囲も広く、これだけでも本製品を買う理由になるほど高機能。純正のモニターアームを利用すると、机上のどこにでも画面を配置可能となる。デザイン的にマッチしている点もポイントが高い。
今回のP2424HT以外にも、デルはmacOSに対応した4Kモニター、湾曲型モニターなどの幅広いラインナップを用意している。シェアが高く、高コスパで高機能を実現したデルは、Mac向けモニターメーカーとして有力な候補。もちろん、Windows機との組み合わせでも、その能力を遺憾なく発揮する。
MacとWindowsの両環境で利用できる高機能モニターを探しているのであれば、ぜひ今回のP2424HTをはじめとするデルのラインナップをチェックしてほしい。