パソコン工房新製品レビュー
内蔵GPUの常識が変わる!Core Ultra X7 358H搭載で“激重ゲーム”も快適な16型AIノート
~パソコン工房「SENSE-16FHX31-UX7-URSX」
2026年4月14日 10:00
パソコン工房からIntel最新のCore Ultraシリーズ3を採用した大画面の薄型軽量ノートPC「SENSE-16FHX31-UX7-URSX」が発売された。CPU、GPU、NPUとも高性能なCore Ultra X7 358Hを採用することでオフィスワークはもちろん、AI処理、ゲームまで幅広くこなせる汎用性を実現。早速レビューをお届けしよう。
Core Ultraシリーズ3の上位モデル「Core Ultra X7 358H」を採用
パソコン工房ではビジネス、ゲーミングなど幅広いノートPCを展開しているが、その中でクリエイター向けとなっているのが「SENSE∞」(センスインフィニティ)シリーズだ。最新モデルの16型ノートPC「SENSE-16FHX31-UX7-URSX」はIntelの最新世代CPUとなるCore Ultraシリーズ3を採用し、幅広いニーズに応えられるのが最大の特徴となっている。
Core Ultraシリーズ3では、12コア、6コアなど幅広いラインナップを用意しているが、本機は16コア16スレッドの上位モデル「Core Ultra X7 358H」を採用。性能重視のPコアを4基、効率重視のEコアを8基、省電力のLP Eコアを4基という構成だ。最新のIntel 18Aプロセスで製造され、各コアとも設計が刷新され、性能、電力効率とも向上。大きな注目を集めているCPUだ。
AI特化型プロセッサの「NPU」も内蔵しており、こちらも前世代から電力効率をアップさせた第5世代となっており、Core Ultra X7 358Hは50TOPSの性能を持つ。これはCopilot+ PCの要件(40TOPS)を満たしており、最近拡充が続いている Windows 11のCopilot+ PC向けのAI機能をフルに活用できるのもポイントだ。
メモリはLPDDR5X-7467と高クロック仕様が32GBとクリエイティブ用途を想定しているだけに標準で大容量が搭載されている。画像や動画編集もこなしやすい。
Core Ultra X7 358Hは強力なGPUを内蔵しているのも大きな特徴だ。最新のXe3アーキテクチャを採用するXe12コアのIntel Arc B390を内蔵。エントリークラスの外部GPUに匹敵する性能を持ち、独自のXeSS 3によるアップスケールやマルチフレーム生成にも対応。それだけに多くのゲームをプレイできるパワーがある。その実力は後半のテストで試そう。
ストレージはPCI Express 4.0 x4接続のNVMe SSDで容量は1TBだ。シーケンシャルリードで6,103.24MB/s、ライトで5,286.37MB/sとかなり高速。多くの用途で不満を感じることはないだろう。
ディスプレイは、16型で解像度はWUXGA(1,920×1,200ドット)だ。リフレッシュレートは165Hzと一般的な60Hzの2倍以上のなめらかさがあり、ゲームはもちろん、Webブラウザのスクロールの視認性も向上するなど、クリエイティブワークやオフィスワークにも役立つ。ディスプレイ上部には500万画素と高画質でWindows Helloによる顔認証にも対応するWebカメラを搭載している。
インターフェイスは左側面にThunderbolt 4、USB 3.2 Gen 1 Type-C(DP対応)、USB 3.2 Gen 1、HDMI出力、右側面にmicroSDカードスロット、USB 3.2 Gen 1、ヘッドセット端子を備えている。ワイヤレス機能はWi-Fi 7とBluetooth 6.0をサポート。
キーボードはクセのない日本語配列で初めてでもスムーズに使えた。小さくされがちな矢印キーが大きいのはナイスだ。テンキーもあるため数字の入力も行ないやすい。バックライトは非搭載だ。本体のサイズは、358.5×252×23.6mmで重量は約1.36kg。
ゲームもAI性能も良好! 幅広いニーズに応えられる
続いてベンチマークテストに移ろう。本機には複数の動作モードが用意されているが、ここでは「パフォーマンス」に設定した。
定番ベンチマーク
まずは、CGレンダリングでCPUパワーを測定する「Cinebench 2024」、PCの基本性能を測る「PCMark 10」、定番3Dベンチマークの「3DMark」を実行する。
Cinebench 2024の結果は16コア16スレッドのCore Ultra X7 358Hとして順当といってよいだろう。PCMark 10は表計算/文書作成のProductivityと写真や映像編集のDigital Content CreationのスコアがノートPCとしては高く、オフィスワークもクリエイティブワークもこなせるパワーを持つ。3DMarkはCPU内蔵型のGPUとしては高いスコアで、アベレージも超えており、しっかりと性能を引き出せている。
AI性能
AI性能もチェックしよう。画像の分類や動画のアップスケーリングなどオフィスワークの実用性を踏まえた複数のAIモデルを実行する「Procyon AI Computer Vision Benchmark 2.0」とローカルLLMのパフォーマンスを測定する「AI Text Generation Benchmark」を実行する。
Procyon AI Computer Vision Benchmark 2.0は自動的に最適な精度が選択されるため、NPUがINT8、GPUがFP16となり単純な比較はしにくいが、低消費電力のNPUでGPUを上回るスコアを出しているのはさすがAI特化型といえるところ。
また、AI Text Generation Benchmarkは上位クラスの外部GPUに比べるとパワーがないためそれほど高速ではない(11.04~32.19token/s)が、パラメータ数の多いLlama-2-13b-chat-hfも動作しており、ローカルLLMを試せるというのはうれしい。
ゲーム性能
せっかく高性能な内蔵GPUを備えているので実ゲームも試してみよう。Apex Legends、ストリートファイター6は、XeSS非対応でアップスケールやフレーム生成を使えないタイトルの代表としてピックアップ。マーベル・ライバルズ、サイバーパンク2077はIntel Graphics SoftwareでXeSS 3のマルチフレーム生成に切り換えられるタイトルとして選択した。この2本についてはフレーム生成2倍(FG2x)とフレーム生成4倍(FG4x)の2パターンで計測している。
フルHD解像度の中画質なら多くのゲームが快適にプレイできるのが分かる結果だ。ストリートファイター6は対戦時だと最大60fpsのゲーム。平均fpsはほぼ上限に到達できている。サイバーパンク2077はレイトレーシングを有効化した中画質設定と描画負荷は高めだが、それでも通常のフレーム生成で平均66.5fps、マルチフレーム生成なら平均112.1fpsと165Hzのリフレッシュレートもかなり生かせるフレームレートだ。
高性能だと動作音と冷却性能も気になるところ。サイバーパンク2077を10分間プレイしたときの動作音を正面、右側面、背面に騒音計を置いて測定。温度はサーモグラフィーでキーボードの真上から撮影した。
高い基本性能と作業しやすい大画面&キーボード
クリエイター向けという位置付けだけあって、16型の大画面とテンキー付きのキーボードは長時間でも作業しやすい。Core Ultraシリーズ3でも上位モデルのCore Ultra X7 358Hを採用することで、オフィスワーク、クリエイティブワーク、ゲーム、AIもこなせる汎用性を実現しており、用途を選ばず長く使える1台になってくれるだろう。16型としてはスリムで軽めなので持ち運びが苦にならないのもナイスだ。

















































