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【最新版】おすすめスマートウォッチ9選。最近の傾向と選び方も指南

 スマートフォンをサポートするデバイスとしてだけでなく、最近ではスポーツや健康管理のために利用している人も増え、人気が高まっているスマートウォッチ。それだけに市場に多くの製品が出回るようになったが、その内容や値段は非常に多岐にわたっており、ある意味でスマートフォン以上に選ぶのが難しい状況にある。

 そこでここでは2025年6月末時点で販売されている製品の中から、用途や価格帯に応じたお勧めモデルをいくつか紹介していきたい。

最近のスマートウォッチの傾向と区分

 一口にスマートウォッチいってもその内容はさまざまで、当然のことながら数千円で購入できるものと、十万円を超えるものとでは機能や性能、本体の素材に至るまで非常に大きな違いがある。だがその内容を見るに、機能面でいえば大きく「健康・運動管理」と「多機能」の2モデルに分けることが可能だ。

 前者は日々の健康や運動の管理に特化したモデルであり、実は現行のスマートウォッチの大半はこちらに分類される。毎日装着することで脈拍や活動量、睡眠状態などの測定、そしてさまざまなスポーツやエクササイズの測定をすることで、日々の健康管理に役立てるのが主な用途だ。

 後者の多機能モデルは健康・運動管理モデルの機能に加え、アプリを使ってさまざまな機能を利用したり、決済機能が利用できたり、あるいはスマートウォッチ単体でもモバイル通信ができたりするなど、豊富な機能を備えているもの。ただこちらに分類されるのはAppleの「Apple Watch」シリーズと、Googleの「Pixel Watch」、Samsungの「Galaxy Watch」シリーズなど「Wear OS by Google」を搭載したものくらいで、非常に数が少ない。

 一方で価格と性能に重きを置いた場合、大まかに4つのクラスに分類することができる。

  1つ目は低価格で利用できるエントリークラス であり、その価格はおおむね1万円未満。基本的な健康や運動の管理が主な用途で、「スマートバンド」と呼ばれるデバイスもここに分類される。ただし、この中でもやや値段の高いモデルでは、スマートフォンと連携し音声通話ができるなど、スマートウォッチとして一定の機能強化がなされていることもある。

  2つ目はエントリークラスの健康・運動管理機能をさらに高度化させ、なおかつ時計としても見やすい大きな画面を備えるなど、より高い機能・性能を備えるミドルクラス 。価格的には1万円以上5万円未満のものがここに分類される。その多くは健康・運動管理特化型モデルであるものの、「Apple Watch SE」シリーズのように多機能モデルの一部もこちらに含まれる。

 そして 3つ目は、多機能モデルを主体として豊富な機能を備えたハイエンドクラス だ。Appleの「Apple Watch」やGoogleの「Pixel Watch」などがここに該当し、5万円を超えるものが多いため値段は高い。だがその分ミドルクラスよりさらに高度な健康・運動管理ができる上、アプリや決済など非常に豊富な機能を備えている。

 なお今回は取り上げないが、もう1つのカテゴリとしてプロフェッショナルというべきクラスに分類できるスマートウォッチも多く存在する。具体的には時計としての高級感を高めたものや、登山やダイビングなどアウトドアでの過酷な環境にも耐えられる性能を備えたもの。「Apple Watch Ultra」などがこのクラスに該当するが、いずれも10万円を超えるなど非常に高額だ。

 ここからは、先に触れたエントリー、ミドル、ハイエンドという3つのクラスの中で、2025年6月時点で販売されているスマートウォッチ・スマートバンドをいくつかピックアップして紹介しよう。なお、実売価格は6月26日時点のものとなる。

【1万円未満】エントリークラス

3,000円を切る安さで気軽に手が出せる
Xiaomi「Xiaomi Smart Band 9 Active」

Xiaomi「Xiaomi Smart Band 9 Active」。実売価格2,980円前後
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 低価格で定評のある、Xiaomiのスマートバンドの中で最も低価格のモデルであり、その価格はなんと2,980円。搭載するセンサーがPPGセンサー(光学式心拍センサーの一種)と加速度センサーのみと数が少なく、ディスプレイも液晶であるなどカットされている要素がいくつかあるものの、非常に安いだけに気軽に購入・利用できる点が最大のメリットであることは間違いない。

 それでいてディスプレイサイズが1.47型と比較的大きく、5ATMの防水性能にも対応。バッテリの持続時間も標準使用で最大18日間、ヘビーユースモードで9日間と長期間付けたまま利用できるのもメリットだ。

 機能面でも心拍数や血中酸素の測定や睡眠のモニタリングなどといった基本的な健康管理機能は一通り備えているほか、50種類のワークアウトに対応したフィットネスモードも用意。日常的な健康管理には十分役立てられるだろう。

安価ながら高級感あるボディと充実の健康管理機能
HUAWEI「HUAWEI Band 10」

HUAWEI「HUAWEI Band 10」。実売価格7,800円前後
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 国内スマートウォッチ市場でAppleに次ぐシェアを獲得しているHUAWEIのスマートバンドで、実売価格は7,800円前後。スマートバンドながらアルミニウム合金を用いて高級感があり、なおかつ約8.99mmの薄さと約15gの軽さを実現したボディが大きな特徴の1つとなっているほか、カラーバリエーションも7種類と非常に豊富でファッション性も高められている。

 健康管理では特に睡眠の分析に力が入れられており、連続する心臓の鼓動の時間間隔での変化を表す心拍変動(HRV)を測定することで、ストレスや健康状態などを把握、分析することが可能。専用のスマートフォンアプリ「HUAWEI Health」と連携して安眠しやすくする仕組みも多く備わっている。

 スマートフォンとの連携もしっかりなされており、Androidスマートフォンと連携する際は通話の着信通知を受け取ったり、拒否したりすることも可能。5分間の充電で約2日間、約45分間のフル充電で最大14日間使えるなど、長期間の利用が可能な点もメリットだ。

ワークアウトの自動認識や転倒検知も搭載
Samsung「Galaxy Fit3」

Samsung「Galaxy Fit3」。実売価格9,500円前後
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 高機能の「Galaxy Watch」シリーズを提供しているSamsungのスマートバンド。実売価格は9,500円前後とこのクラスでは高めな部類に入るが、その分機能・性能面での充実度は高い。1.6型の見やすいディスプレイを備え、1回の充電で最大13日使用できる長時間のバッテリ持続を実現するほか、5ATM/IP68の防水性能を備え最大50mの水深にも耐えられる性能を持つ。

 健康管理の面では、Galaxyシリーズで実績のある「Samsung Health」と連携して心拍数や歩数、血中酸素など日々の幅広い活動を記録できるほか、睡眠パターンを分析してのコーチングにも対応。100通り以上のワークアウトをサポートしており、上位クラスのスマートウォッチに多い、自動的にワークアウトを認識して測定する機能も備える。

 加えて、同じSamsungの「Galaxy」シリーズのスマートフォンと連携して利用できる機能も充実。音楽の再生や、スマートフォンの音を鳴らして見つけやすくする「端末リモート追跡」機能、そして転倒を検知して緊急のSOSを発信してくれる機能なども利用可能だ。

【表1】エントリークラスの主な機能の比較
Xiaomi Smart Band 9 ActiveHUAWEI Band 10Galaxy Fit3
実売価格2,980円前後7,800円前後9,500円前後
OS独自OS独自OSFreeRTOS
耐水5ATM5ATM5ATM/IP68
ディスプレイ1.47型172×320ドットTFT1.47型194×368ドットAMOLED1.6型256×402ドットAMOLED
バッテリ駆動時間
(標準時)
最大18日間最大約14日間最大13日間
センサー
GPS×××
加速度
ジャイロ×
コンパス××
高度(気圧)××
測定機能
血中酸素
心電図×××
心拍数
睡眠記録
ワークアウト
転倒検出××
インターフェイスなど
携帯電話回線×××
Wi-Fi×××
マイク/スピーカー×××
AIアシスタント×××
非接触決済×××

【1~5万円】ミドルクラス

充実のフィットネス機能搭載、ウィンタースポーツ機能も
Zepp Life「Amazfit Active 2」

Zepp Life「Amazfit Active 2」。実売価格1万8,900円前後
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 Amazfitブランドで多くのスマートウォッチを提供しているZepp Lifeのスマートウォッチで、実売価格は1万8,900円前後。円形の1.32型AMOLEDを採用した時計らしいデザインとなっている。また、ディスプレイにサファイアガラス、バンドにレザー素材を用いたプレミアムモデルも提供されている。

 フィットネス関連の機能に力が入れられており、160以上のスポーツモードを備えるだけでなく、GPSなど5つの衛星システムに対応し、より正確な位置補足が可能。専用アプリを通じてマップをダウンロードし、ルートの指示を受けながらランニングできるほか、スキー場のマップなども表示できる。

 健康管理の機能も充実しており、心身の回復やストレスの影響などを確認できる機能を備えるほか、心拍数やストレスなどの異常を検知するとアラートで通知する機能なども用意されている。独自のAI音声アシスタント「Zepp Flow」を備えており、音声でさまざまな操作をすることも可能。バッテリも最大10日間持続する安心仕様だ。

上位モデル譲りの豊富な機能をお手頃価格で
Apple「Apple Watch SE(第2世代)」

Apple「Apple Watch SE(第2世代)」。実売価格3万4,000円から
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 Apple Watchのエントリーモデルで、実売価格は3万4,000円から。このクラスとしては数少ない多機能モデルであり、アプリや「Apple Pay」による決済など、豊富な機能が利用できるほか、モバイル通信機能を備えたGPS+Cellularモデルも用意されている。

 搭載するSoCは2世代前となる「S8 SiP」なのでダブルタップによるジェスチャーなどには対応していないが、OSは現時点で最新となる「watchOS 11」が利用でき、iPhoneと連携して充実した健康管理やフィットネス関連機能を使える。

 加えて、転倒時などの緊急SOSや、ISO規格22810:2010に基づく水深50mまでの耐水性能にも対応するなど、日常利用で安心して使える機能・性能はしっかり備わっている。多機能モデルだけあってハード・ソフト面での充実度が高いが、その分バッテリの持続時間は最大18時間と、他機種と比べ短い点に注意が必要だ。

国内では貴重な心電図機能搭載、ダイビングやゴルフにも対応
HUAWEI「HUAWEI WATCH FIT 4 Pro」

HUAWEI「HUAWEI WATCH FIT 4 Pro」。実売価格3万5,800円前後
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 HUAWEIのスマートウォッチの中ではエントリークラスに位置する「FIT」シリーズの最新モデルで、実売価格は3万5,800円前後。エントリークラスといっても「Pro」の名前が付くだけあって、ディスプレイにサファイアガラス、ベゼル部分にチタンを用いるなど高級感のあるボディを実現している。

 ランニングなどに欠かせないGPSを備えるほか、5ATM・IP6Xの防水・防塵性能に加え、ダイビングアクセサリのEN13319規格に対応し、水深40mまでのダイビングにも対応。さらにここ最近HUAWEIが力を入れているゴルフ関連の機能も充実させており、距離測定やスコア管理、ゲーム後の詳細な分析なども行なえる。

 健康管理に関しても、対応メーカーがまだ少ない、国内でプログラム医療機器承認認証を取得しての心電図機能を搭載するほか、感情を見守る情緒測定などウェルネス機能も充実。バッテリ持続は通常使用で約10日間、ヘビーユースで約7日間と充分な性能を持つほか、ボイスメモやBluetoothでの通話など、スマートフォンと連携して利用できる機能も豊富に備えている。

【表2】ミドルクラスの主な機能の比較
Amazfit Active 2Apple Watch SE(第2世代)HUAWEI WATCH FIT 4 Pro
実売価格1万8,900円前後3万4,000円から3万5,800円前後
OSZepp OSwatchOS独自OS
ケースサイズ-40mm/44mm-
耐水5ATM50m5ATM/IP6X/EN13319認証
ディスプレイ1.32型466×466ドットAMOLED324×394ドットRetina LTPO OLED(40mm)
368×448ドットRetina LTPO OLED(44mm)
約1.82型480×408ドットAMOLED
バッテリ駆動時間
(標準時)
最大10日間最大18時間最大約10日間
センサー
GPS
加速度
ジャイロ
コンパス
高度(気圧)
測定機能
血中酸素×
心電図××
心拍数
睡眠記録
ワークアウト
転倒検出××
インターフェイスなど
携帯電話回線×〇(GPS+Cellularモデル)×
Wi-Fi××
マイク/スピーカー
AIアシスタントZepp FlowSiri×
非接触決済×Apple Pay×
そのほかの特徴温度センサーファミリー共有など温度/深度センサー

【5万円以上】ハイエンドクラス

睡眠など健康管理機能が充実、Suicaも使える
GARMIN「vivoactive 6」

GARMIN「vivoactive 6」。実売価格4万6,500円前後
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 スポーツ・アウトドアのいわゆる“ガチ勢”に対応したモデルが多いGARMIN製のスマートウォッチの中でも、フィットネスや健康管理に重きを置いて幅広い層に向けて提供されているモデル。実売価格は4万6,500円前後で、1.2型の円形ディスプレイを搭載。表面にはCorningの「Gorilla Glass 3」が採用されており、強度面での安心感も高い。

 最も力が入れられているのは健康管理で、GARMIN独自の身体エネルギー指標「Body Battery」に加えて、睡眠スコアやストレスレベルなどの測定も可能。中でも睡眠関連の機能には力が入れられており、スコアと睡眠の質からアドバイスを受け、改善を図ることができる仕組みも備わっている。

 スマートフォンとの連携も充実しており、スマートフォンの通知を受信し、Android端末であればvivoactive 6からメッセージの返信を書けるほか、スマートフォンから本体に音楽を保存し、Bluetoothイヤフォンを使って本機から音楽を聴くことも可能。Apple WatchとWear OS by Google搭載機種以外のスマートウォッチでは貴重な「Garmin Pay」による決済にも対応しており、デビットカードを登録してのタッチ決済やSuicaの利用もできる。

Androidスマホと相性抜群、バッテリ持ちも改善
Google「Pixel Watch 3」

Google「Pixel Watch 3」。実売価格5万2,800円から
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 Googleのスマートウォッチ向けOS「Wear OS by Google」を搭載した多機能スマートウォッチ「Pixel Watch」シリーズの最新モデルで、実売価格は5万2,800円から。GmailなどGoogle製のさまざまなアプリの利用が可能なほか、Google Payによる決済も利用可能であるなど、スマートフォンのコンパニオンデバイスとして適したデバイスに仕上がっている。

 Pixel Watch 3で大きく変わったポイントは2つある。1つは本体サイズで、従来の41mmモデルに加え、新たにより大画面の45mmモデルが用意され、好みのサイズを選べるようになったこと。そしてもう1つはバッテリの持続時間の改善で、省電力機能を充実させたこと。体感では充電しなくても1日以上継続利用できるようになっている。

 健康・運動の管理はFitbitのプラットフォームを活用し、取得した身体情報を基にさまざまなアドバイスを得ることも可能。Pixelシリーズと連携して文字起こしができるボイスレコーダーや、Google TV、Google Nest CamなどGoogleのスマートホーム機器との連携機能が備わっているのも大きなポイントだ。

心電図や睡眠時無呼吸の検出など強力な健康管理機能が魅力
Apple「Apple Watch Series 10」

Apple「Apple Watch Series 10」。実売価格5万9,600円から
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 現行のApple Watchでは最新のモデルとなり、実売価格は5万9,600円から。46mmと42mmの2モデル構成と、従来のApple Watchと比べて大画面となっただけでなく、本体がより薄くなっている。ボディ素材もアルミニウム、そして高級感のあるチタニウム素材の2種類から選べるのもApple Watchらしいポイントだ。

 高度な健康管理ができる点も大きな特徴で、従来からの心電図の測定や心拍異常の通知などに加え、Apple Watch Series 10では新たに睡眠時無呼吸の兆候の検出にも対応。運動に関しては、水温センサーが追加されたほか、「潮位」や「水深」アプリが用意されるなどマリンスポーツ関連の機能充実が図られている。

 加えてApple Watch Series 10では、新たに本体スピーカーから音楽を再生できるようになったことで、アプリや環境にもよるがAirPodsなどを使わなくても音楽が聞けるようになっている。iPhoneとの連携や「Apple Pay」による決済など、これまでのApple Watchの特徴もしっかり備わっていることから、多機能スマートウォッチとしての優位性は依然高い。

【表3】ハイエンドクラスの主な機能の比較
vívoactive 6Pixel Watch 3Apple Watch Series 10
実売価格4万6,500円前後5万2,800円から5万9,600円から
OS独自OSWear OS by GooglewatchOS
ケースサイズ-41mm/45mm42mm/46mm
耐水5ATM5ATM/IP6850m
ディスプレイ390×390ドットAMOLEDAMOLED LTPO374×446ドットAlways-On Retina LTPO OLED(42mm)
416×496ドットAlways-On Retina LTPO OLED(46mm)
バッテリ駆動時間
(標準時)
最大約11日間最大24時間最大18時間
センサー
GPS
加速度
ジャイロ
コンパス
高度(気圧)×
測定機能
血中酸素
心電図××
心拍数
睡眠記録
ワークアウト
転倒検出×
インターフェイスなど
携帯電話回線×〇(4G LTE対応モデル)〇(GPS+Cellularモデル)
Wi-Fi×
マイク/スピーカー×
AIアシスタント×Googleアシスタント/GeminiSiri
非接触決済Garmin PayGoogleウォレットApple Pay
そのほかの特徴温度計--

意外とシンプルなスマートウォッチ選びのコツ

 ここで紹介したスマートウォッチ・スマートバンドはごく一部であり、ほかにもさまざまなメーカーから多くのスマートウォッチが展開されている。それだけに、どのスマートウォッチを選ぶべきか迷ってしまう人も多いかと思う。そこで最後にスマートウォッチ選びのコツをご紹介したい。まず考えるべきは冒頭で触れた「健康・運動管理」と「多機能」のどちらのモデルを選ぶかだ。

  多機能モデルを選ぶ場合、iPhoneユーザーであればApple Watch、AndroidスマートフォンユーザーならWear OS by Google搭載機種以外の選択肢は実質的にない。 それゆえ、あとは使用しているスマートフォンと予算、サイズなどに応じて適切なものを選べばよい。

 ただ、多機能モデルが誰にでも適しているかというと、必ずしもそうとは限らない。とりわけ 健康管理に重きを置いた場合、弱点となるのがバッテリの持ちだ。最近のApple WatchやPixel Watchなどはいずれもバッテリが2日持つかどうかというくらいだが、それ以外のスマートウォッチは、1週間は余裕で持つバッテリ性能を備えている。

 しかも、睡眠の管理に重きを置くのであれば、寝ている間も含めほぼ24時間スマートウォッチを装着する必要がある。健康や運動に重きを置くならば、実は特化型のモデルを選んだ方が、満足感が高いのだ。

 こちらのモデルは非常に数が多いのだが、各機種の内容を見るといくつかの得意分野を備えていることが多い。それゆえ、健康管理であれば睡眠管理やストレス計測といった身体の気になる要素、運動管理であればランニングや水泳、ゴルフといった対応するスポーツ・エクササイズの種類によって選ぶのがいいだろう。

 一方、そこまで 目的が明確でない人や、そもそもスマートウォッチを初めて使うというのであれば、まずは手軽さに重点を置いて選ぶべきだ。 最近ではXiaomi Smart Band 9 Activeのように、非常に安価なスマートバンドも販売されているので、まずはそれらを試した上で自分にどのような機能が必要か判断し、その上でより高度なものにステップアップするのがいいのではないだろうか。