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夏の本格到来に備える!手軽に買えるおすすめ冷却グッズ
2023年5月19日 06:17
ゴールデンウィークが終わると、梅雨そして夏シーズンに突入する。 家電量販店では「夏の冷却グッズコーナー」がちょうど展開されはじめたところだ。
というわけで今回は今年のおすすめ夏の冷却グッズについて紹介したい。
ハンディ型
すっかり定番となったハンディタイプのファンだ。
最近は本体が変形したり、スタンド用のアタッチメントが付属したりするモデルも増えてきており、首掛け型や据え置き型としても使えるモデルが多くなってきた。
基本的にはリチウムイオン電池を内蔵したものがほとんどだが、場合によってはモバイルバッテリからの電源供給のみの製品もあるため、購入前に詳しい仕様を確認しておくべきだろう。
リズム(RHYTHM) Silky Wind Mobile 3.1
時計メーカーであるリズム(RHYTHM)が手がけるハンディ型ファンだ。
特徴としては前面ファンと背面ファンを2枚搭載した大風量2重反転ファンを搭載している点が挙げられる。後ろのファンで空気を集め、前のファンで筒状の風を届ける仕組みだ
ハンディ、ハンズフリー、デスクと3wayで使用することができるという。
2023年モデルとなるSilky Wind Mobile 3.1では誤作動防止としてボタン長押しで電源ONになるよう仕様変更されている。
BOIROS ハンディファン
ハンディ型ファンにリチウムイオン電池が内蔵されているのであれば、モバイルバッテリとしても使えない? という素朴な疑問を解決する製品がこちらとなる。
本体に5,200mAhのバッテリが内蔵されており、ハンディ型ファンとしてもモバイルバッテリとしても使えるところがポイントだ。モバイルバッテリの容量としては普通もしくは少なめだがハンディ型ファンとして考えると大容量となり、20時間連続動作するという。
電池残量はデジタルディスプレイにより1%単位で把握することができるため便利だ。 こちらの製品もハンディ、ハンズフリー、デスクの3wayに対応する。
据え置き型
自宅やオフィスなど、場所を固定して使うのであれば据え置き型がおすすめだ。
もちろん、先ほど紹介したハンディ型を据え置き型として使うことができる場合もあるが、据え置き型はより大きなファンを採用できるため風量や静寂性に優れている場合が多い。
基本的にバッテリを搭載せずUSB給電で動作できる製品が主力だが、中には市販の乾電池で動作させることができる製品もある。
ドウシシャ 卓上扇風機 スリムコンパクトファン Lite
ドウシシャから発売されている卓上扇風機だ。このシリーズは定番とも言える製品で職場のフロアを見渡せば1台は見つかる勢いだ(n=1、筆者の経験のみ)。
風量調整、角度調整はもちろん。ファンガードを取り外して掃除ができるところもうれしい。
KEYNICE USBファン
自作PCユーザーにはおなじみの形状のせんぷ……ファンだ。
PCケースに搭載する12cmファンがUSBで動くと考えれば良いだろう。一応ファンガードこそ付いているが、見た目の通りファンそのものなので設置方法に工夫が必要な場合がある。ただ、その分価格も安いところはうれしい。
ファンが2つのモデルと1つのモデルが選べるが価格差を考えれば断然2つのモデルだ。
人間の冷却はもちろん、夏場で排熱が少し心配な機器の冷却にも活用できそうだ。
ペルチェ素子
異なる金属や半導体を直列に接合して電流を流すと接合部分で吸熱もしくは放熱が行われる。冷える部分の反対側は逆に熱を持ってしまうためここをいかに放熱するかがポイントとなる。
そして扇風機とは違い直接冷えるため、風が苦手な読者には向いているが、その一方で冷感に人間側が慣れてしまう。その対策をどうするかメーカー側の課題と言えるだろう。
ソニー REON POCKET 4
ソニーグループによるウェアラブルサーモデバイスとなる。名前の由来は冷やすことも温めることもできるため冷(れい)温(おん)→REON(レオン)となっている。いわゆるダジャレだ。
ペルチェ素子の冷却により首を冷やすことができるのだが、REON POCKETは同カテゴリの製品が自動と言いつつ決められた動きしかしない中、内蔵された複数のセンサーを使い制御しているところがポイントだ。
ほぼ毎年アップデートされている製品だが、昨年のモデルとなるRNP-3と比較してバッテリ容量が増えたため駆動時間が強化されたところは大きな進化だ。ほかにも温湿度センサーが追加や別売のREON POCKET TAG(RNPT-1)に対応するなど地味ではあるが改善点も多い(RNPT-1は昨年モデルのRNP-3でも使用できる)。
THANKO 冷却プレートで背中スッキリ涼しい「セナクール」SENACLSWH
サンコー版REON POCKETという見た目の製品となる。ただし製品名から分かるとおり冷却のみとなっている。ペルチェ素子の冷却だけでなくファンの送風による冷却も対応しているところがポイントだろう。
注意したい点は、吸気口が人間の背中側にあるため本体を押さえつけるような使い方をすると性能が発揮できないところだ。椅子やリュックサックを使う場合は気をつけていきたい。
グリーンハウス 首かけクーラー(ネッククーラー)GH-NCAシリーズ
首筋を直接冷やすタイプのクーラーとなる。バッテリは内蔵しておらず、モバイルバッテリで駆動するタイプとなる。動作モードは強・弱・自動の3つだ。
本体と給電側は専用のコントローラ付きのケーブルで接続する。そのためUSB Type-Aポートが必要になる。IP33に対応しており、雨程度であれば使用可能だ。強モードで使用した場合、5,000mAhのモバイルバッテリで約4時間45分動作する。
PCM(Phase-change material)
昨年(2022年)ごろより売り場で見かけるようになったPCM(相変化材料)を使ったネッククーラーだ。これまで紹介した製品とは違い非通電製品でもあるため、時間経過でだんだんと効果は薄れていくが、それでも長時間熱を吸ってくれることは筆者の経験上でも確かである。
こちらは製品にもよるが、24℃や28℃で氷結されるため冷蔵庫や水道水でも凍らせることで繰り返し使用することが可能だ。
多くの場合S、M、Lと3サイズ展開しているため購入前に自分の首回りがどれくらいなのかは把握した上で購入したい。
Genki Labo 2023
S、M、LのほかにXSもラインアップされているところがポイントだ。24℃で氷結するタイプのPCMを採用している。
フランスのデザイナーが設計を手がけたとあるが、筆者的にはイマイチ違いがよくわからなかった……。