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ソニー製スマホ「Xperia 1 V」&「Xperia 10 V」写真レビュー
2023年5月11日 13:08
ソニーは、Xperiaシリーズの最新モデル2機種「Xperia 1 V」と「Xperia 10 V」を発表した。今回、いち早く実機(グローバルモデル)の外観を撮影する機会を得たので、それぞれの実機写真を紹介する。なお、それぞれの仕様などは関連記事を参照いただきたい。
Xperia 1 V
Xperia 1シリーズ最新モデルとなるXperia 1 V。Xperia 1シリーズは一貫してほぼ同等のデザインを継承してきているが、それはXperia 1 Vも同様だ。
従来モデルまでと同じように、メタルフレームにディスプレイ面、背面ともにガラスを採用。メタルフレームは直線的に切り落としたようなデザインで、つや消し仕上げ、背面ガラスはすりガラス風のフロスト加工を施すという点は従来モデルから変わっていない。
ただ、背面ガラスには非常に細かな凹凸のテクスチャー加工が施されるようになった。これによって、背面側が滑りにくくなっており、テーブルから滑り落ちることが減っているという。手触りも、従来モデルよりもわずかだがざらざらとした感触がしっかりと伝わってくる。
カラーは、ブラック、カーキグリーン、プラチナシルバーの3色を用意。いずれもフロスト加工によってかなり落ち着いた印象となっている。
ディスプレイは、従来モデルと同じ、アスペクト比21:9、1,640×3,840ドット表示対応の6.5型有機ELパネルを採用。表示性能なども従来モデルと同じで、映像なども非常に鮮やかな表示が期待できる。
リアカメラは、上から順に超広角、広角、光学式望遠ズームの3眼仕様。従来まで搭載していたToFセンサーは省かれている。その代わり、VLOG撮影時などに活用できる声優先マイクをカメラユニット内に新たに搭載。また、これまでカメラユニット外に搭載していたLEDフラッシュもカメラユニット内に内蔵している。
カメラユニット自体は、3眼仕様になったとはいえ、従来モデルから大きな違いがないように見える。ただ、広角レンズの撮像素子が1/1.35型に大型化されたことに伴い、カメラユニット自体は若干大型化し、突起も大きくなっている。近年のスマートフォンでは大きくカメラユニットが突起している製品が多いが、それらと比べるとまだ突起は低い印象だ。
このほか、カメラ周りの変更点としては、カメラアプリ「Photography Pro」のBASICモード以外のモードでも縦画面撮影に対応したUIが用意されるようになっている。
ポート類は、下部側面のUSB Type-CとSIMカードトレイ、上部側面に3.5mmオーディオジャックを用意。SIMカードトレイは表にNano SIM、裏にmicroSDカードを装着可能。
物理ボタンは従来同様、右側面に集約しており、上からボリュームボタン、指紋認証センサー一体型電源ボタン、シャッターボタンの3つが並ぶ。
Xperia 10 V
Xperia 10 Vも従来モデルから外観に大きな変更はない。Xperia 1 Vとは異なり、やや丸みを帯びたデザインとなっている。カラーはブラック、ホワイト、セージグリーン、ラベンダーの4色を用意。いずれもつや消し仕上げとなっているが、見た目の印象はXperia 1 Vよりもポップな印象だ。
Xperia 1 Vに比べるとサイズがひとまわり小さく、手にすっぽり収まる印象。また159gの軽さも手に持った瞬間にしっかりと感じられる。
ディスプレイは6.1型有機ELディスプレイと、従来からわずかに大型化。また、輝度が従来から1.5倍に高められているとのことで、屋外での視認性も向上していると思われる。
リアカメラは、上から超広角、広角、望遠の3眼仕様。広角レンズの撮像素子が大型化されたが、それ以外の仕様は従来モデルと同じ。カメラユニットの突起もわずかだ。
ポート類は、下部側面にUSB Type-C、右側面にSIMカードトレイ、上部側面に3.5mmオーディオジャックを用意。SIMカードトレイは表にNano SIM、裏にmicroSDカードを装着可能。
物理ボタンは従来同様右側面に集約。上(写真では左)からボリュームボタン、指紋認証センサー一体型電源ボタンを配置する。