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ソニー製スマホ「Xperia 1 V」&「Xperia 10 V」写真レビュー

Xperia 1 V

 ソニーは、Xperiaシリーズの最新モデル2機種「Xperia 1 V」と「Xperia 10 V」を発表した。今回、いち早く実機(グローバルモデル)の外観を撮影する機会を得たので、それぞれの実機写真を紹介する。なお、それぞれの仕様などは関連記事を参照いただきたい。

Xperia 1 V

背面の様子。左がXperia 1 V、右がXperia 1 IV。カメラユニット周りはやや違いが見られるが、基本的なデザインコンセプトは変わっていない

 Xperia 1シリーズ最新モデルとなるXperia 1 V。Xperia 1シリーズは一貫してほぼ同等のデザインを継承してきているが、それはXperia 1 Vも同様だ。

 従来モデルまでと同じように、メタルフレームにディスプレイ面、背面ともにガラスを採用。メタルフレームは直線的に切り落としたようなデザインで、つや消し仕上げ、背面ガラスはすりガラス風のフロスト加工を施すという点は従来モデルから変わっていない。

 ただ、背面ガラスには非常に細かな凹凸のテクスチャー加工が施されるようになった。これによって、背面側が滑りにくくなっており、テーブルから滑り落ちることが減っているという。手触りも、従来モデルよりもわずかだがざらざらとした感触がしっかりと伝わってくる。

下部側面
左側面
右側面
背面ガラスは従来同様フロスト加工となるが、細かな凹凸のテクスチャー加工も施されており、滑りにくくなっている

 カラーは、ブラック、カーキグリーン、プラチナシルバーの3色を用意。いずれもフロスト加工によってかなり落ち着いた印象となっている。

 ディスプレイは、従来モデルと同じ、アスペクト比21:9、1,640×3,840ドット表示対応の6.5型有機ELパネルを採用。表示性能なども従来モデルと同じで、映像なども非常に鮮やかな表示が期待できる。

カラーは3色。左からブラック、プラチナシルバー、カーキグリーン
ディスプレイの仕様は従来モデルと同じ。非常に鮮やかな表示が期待できる

 リアカメラは、上から順に超広角、広角、光学式望遠ズームの3眼仕様。従来まで搭載していたToFセンサーは省かれている。その代わり、VLOG撮影時などに活用できる声優先マイクをカメラユニット内に新たに搭載。また、これまでカメラユニット外に搭載していたLEDフラッシュもカメラユニット内に内蔵している。

 カメラユニット自体は、3眼仕様になったとはいえ、従来モデルから大きな違いがないように見える。ただ、広角レンズの撮像素子が1/1.35型に大型化されたことに伴い、カメラユニット自体は若干大型化し、突起も大きくなっている。近年のスマートフォンでは大きくカメラユニットが突起している製品が多いが、それらと比べるとまだ突起は低い印象だ。

 このほか、カメラ周りの変更点としては、カメラアプリ「Photography Pro」のBASICモード以外のモードでも縦画面撮影に対応したUIが用意されるようになっている。

リアカメラユニット。上から超広角、広角、光学式望遠ズームの3眼仕様となり、ToFセンサーは省かれた
カメラユニット内の超広角レンズと広角レンズの間にLEDフラッシュと声優先マイクを新たに内蔵
左がXperia 1 IV、右がXperia 1 V。カメラユニットを比較すると、Xperia 1 Vのほうがわずかに大型化している
カメラユニットの突起も増えている
Xperia 1 Vに内蔵されるカメラのユニット。超広角ユニットと望遠ユニットは従来モデルと同じだが、広角ユニットは撮像素子が大型化したこともあり、かなり大きくなっている。これがカメラユニットの大型化と突起が増えた要因だ
「Photography Pro」のBASICモード以外のモードでも縦画面撮影に対応したUIを用意

 ポート類は、下部側面のUSB Type-CとSIMカードトレイ、上部側面に3.5mmオーディオジャックを用意。SIMカードトレイは表にNano SIM、裏にmicroSDカードを装着可能。

 物理ボタンは従来同様、右側面に集約しており、上からボリュームボタン、指紋認証センサー一体型電源ボタン、シャッターボタンの3つが並ぶ。

下部側面にはUSB Type-CポートとSIMカードトレイを配置
SIMカードトレイは、表側にNano SIMを装着可能
SIMカードトレイ裏面にはmicroSDカードを装着可能
上部側面に3.5mmオーディオジャックを配置
物理ボタンは右側面に集約。上(写真では左側)からボリュームボタン、指紋認証センサー一体型電源ボタン、シャッターボタンとなる
Xperia 1 Vを分解した様子

Xperia 10 V

Xperia 10 V。デザインは従来モデルからほとんど変わっていない

 Xperia 10 Vも従来モデルから外観に大きな変更はない。Xperia 1 Vとは異なり、やや丸みを帯びたデザインとなっている。カラーはブラック、ホワイト、セージグリーン、ラベンダーの4色を用意。いずれもつや消し仕上げとなっているが、見た目の印象はXperia 1 Vよりもポップな印象だ。

 Xperia 1 Vに比べるとサイズがひとまわり小さく、手にすっぽり収まる印象。また159gの軽さも手に持った瞬間にしっかりと感じられる。

左からブラック、ホワイト、ラベンダー、セージグリーン
下部側面
左側面
上部側面
右側面

 ディスプレイは6.1型有機ELディスプレイと、従来からわずかに大型化。また、輝度が従来から1.5倍に高められているとのことで、屋外での視認性も向上していると思われる。

 リアカメラは、上から超広角、広角、望遠の3眼仕様。広角レンズの撮像素子が大型化されたが、それ以外の仕様は従来モデルと同じ。カメラユニットの突起もわずかだ。

リアカメラは超広角、広角、望遠の3眼仕様
カメラユニットはわずかに突起している

 ポート類は、下部側面にUSB Type-C、右側面にSIMカードトレイ、上部側面に3.5mmオーディオジャックを用意。SIMカードトレイは表にNano SIM、裏にmicroSDカードを装着可能。

 物理ボタンは従来同様右側面に集約。上(写真では左)からボリュームボタン、指紋認証センサー一体型電源ボタンを配置する。

下部側面にUSB Type-Cを配置
右側面にSIMカードトレイを配置。表にNano SIMを装着可能
SIMカードトレイ裏にmicroSDカードを装着可能
上部側面に3.5mmオーディオジャックを配置
右側面の上(写真では左)からボリュームボタン、指紋認証センサー一体型電源ボタンを配置