やっと出てきた感。高さ調節できるモバイルモニター対応スタンド3選

　在宅勤務において15.6型程度のモバイルモニターを活用する機会が増えている。ノートPCと組み合わせて作業効率向上を図りたい。「20型以上の液晶を置くスペースは取れない」、「使い終わったらチャチャっと見えないところ片付けたい」、「大型モニターのサブとして使いたい」というのがこのサイズのモニターを選択する理由になると思うのだが、これらの製品はいかんせん「持ち運び」や「外出先で使う」ことを重視しているがために、ほとんどの製品で付属のカバースタンドを使って立たせることになる。

　ところがカバー兼スタンドは、お世辞にも快適に使えるとは言い難いものばかり。そもそも角度が固定だったり、調整できても調節範囲が狭かったりする。当然高さも調整できず、少し目線を上げたいと思ったら、ノートPCスタンドを使うしかない。ところがノートPCスタンドはチルトを重視している製品がほとんどのため、置く台を接地面と水平に保ったまま高さを上げられるものは少ない。ついでに言えばフットプリントが大きいため邪魔である。

　平たい板状のものを支えるものとして、タブレットやスマートフォンのアームやスタンドがあるものの、これまでは11型～13型までのタブレットに対応できるのが最大のサイズであった。

　そういった中2021年末あたりから、15.6型のモバイルモニターも対応できる製品がようやく出回り始めたようだ。

　まずオーソドックスな形状のものとして、NORSMICブランドの製品が挙げられる。一応モニターとしては同社製品専用で、他社製品は挟めない可能性があるとしているが、最大22cmまで対応できるとされているので、13～14型は問題なく、15.6型もある程度対応できそうだ。他社製品ユーザーの場合は、購入前に採寸しておくといいだろう。高さは17cm伸縮可能、360度のピボット76度のチルトが可能だ。

　机に固定できるアームタイプとしては、EXTEDRGの製品がある。こちらも挟める幅が22.5cmまでとなっているため、実際に購入前に確認しておきたい。机にはクランプで固定でき、対応天板の厚さは1.5～5.5cm。可動関節は3カ所あり、360度スイベルやピボット、180度チルトなどが可能。同ブランドは卓上タイプもあり、こちらは24.5cmまで挟める。

　Kipovtomブランドのアームタイプは、卓上固定型で、25.5cmの17.3型まで対応できる。前述の製品の耐荷重はいずれも1kgだが、本製品は1.4kgとなっている。