2024年12月17日 11:30
株式会社ラック(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:西本 逸郎、以下 ラック)は、情報リテラシーを学べるカードゲーム「リテらっこ」を独自開発し、それを活用した小中学生向けの体験講座の参加募集を2024年12月17日より開始しました。
ラックのICT利用環境啓発支援室は、年間200件を超える情報モラル・リテラシー講座を無償で実施しています。インターネットで買い物や行政手続きなどもできるデジタル社会において、情報リテラシーはあらゆる世代にとって欠かせないものとなりました。特に小学校から高校ではGIGAスクール構想が進み、1人1台のデジタル端末で学ぶ環境が整備されており、情報リテラシーの習得がますます重要視されています。
ラックでは、学習指導要領にある「主体的・対話的で深い学び」を情報リテラシーの啓発においても実現すべく、昨年度からゲームの要素や手法を応用するゲーミフィケーションを取り入れた講座を試行してきました。その中で、カードゲームが子どもたちの興味をひき、学びを深める有効な手法であることが確認できたため、小学生から大人までが遊びながら学べる情報リテラシーカードゲーム「リテらっこ」を独自に開発しました。
「リテらっこ」は、ICT利用環境啓発支援室発行の「情報リテラシー啓発のための羅針盤(以下 羅針盤)」に準拠したカードゲームで、羅針盤と同じ3名の専門家が監修しています。おおむね10歳以上の児童から遊べるように作られており、遊びながらデジタル社会で必要な情報リテラシーが自然と身につく内容です。
●監修(50音順)
・広島大学大学院 匹田 篤 准教授(情報教育、メディア論)
・成城大学 町村 泰貴 教授(民事手続法、サイバー法)
・北陸学院大学 村井 万寿夫 教授(教育メディア学)
●ゲームを構成する役割
ゲームマスター 1名:啓発講座の講師が進行役と正しい知識の提供役としてゲームをリードします
プレイヤー 3~6名 :啓発講座の受講者
●アイテム
・インシデントカード(76枚):
羅針盤に準拠したインターネットの利用で起こりうるトラブルや困りごと(インシデント)が記載されているカード
カード例>SNSでやり取りしている人から、水着姿の写真を送ってほしいと言われた
・アクションカード(100枚):
インシデントに対して対処するためのアクションが記載されているカード
カード例>AIに相談する おやつを食べて冷静になる
・らっコイン(20枚):
発生したインシデントに対してよいアクションであると評価された時にもらえるコイン
●ゲーム概要
(1) プレイヤーに5枚のアクションカードを配布、インシデントカードは一か所にまとめて積んでおく
(2) ゲームマスターがインシデントカードを引き、発生したインシデントを発表する
(3) プレイヤーはアクションカードの中から、インシデントを切り抜けるために使うカードを選び、どのように使うかアイデアを披露する
(4) チームの中で話し合い、最も良いと思われる対応「グッドアクション」を決定する
(5) グッドアクションとして選ばれたカードを出したプレイヤーには、らっコインが付与される
(6) 数ターン繰り返し、獲得したコインの数が一番多いプレイヤーが勝ちとなる
「リテらっこ」で遊ぶことで、インターネット利用時のトラブルが身近な問題として理解でき、万が一自分や家族・友人が巻き込まれた際の対応方法を学べます。また、ゲーム中の話し合いを通じて説明力や理解力を身につける効果も期待でき、自らリスクに気づいて安全に行動する力を養います。
また、例年実施されている、こども家庭庁や関係省庁による「春のあんしんネット・新学期一斉行動」の時期にあわせて、「リテらっこ」体験講座の参加を募集します。
1. 募集概要
応募は、2025年3月31日までとし、先着5団体。
実施時間は45分~100分で、実施人数は35名を上限とします。
2. 費用
無料(出張費用などもかかりません)
※ 研究活動の一環のため、講座の様子を写真や動画で記録したり、アンケートにお答えいただいたりする場合があります。
3. 募集対象
日本国内の小学校、中学校
対象学年は原則、小学4年生以上とします。
4. 応募方法
2024年12月17日から2025年3月31日までに、下記の内容を電子メールでお送りください。
学校名、団体名
学校、団体所在地住所
申込者氏名
体験希望学年
人数
実施場所
実施希望日(第3希望まで)
《メール送信先》
cgj-litelacco@lac.co.jp
株式会社ラック
サイバー・グリッド・ジャパン ICT利用環境啓発支援室 あて
●株式会社ラックについて
https://www.lac.co.jp/
ラックは、サイバーセキュリティとシステムインテグレーションの豊富な経験と最新技術で、社会や事業の様々な課題を解決するサービスを提供しています。創業当初から金融系や製造業など日本の社会を支える基盤システムの開発に携わり、近年ではAIやクラウド、テレワークなどDX時代に適した最新のITサービスも手掛けています。また、1995年に日本初の情報セキュリティサービスを開始して以降、国内最大級のセキュリティ監視センターJSOC、サイバー救急センター、脆弱性診断、ペネトレーションテストやIoTセキュリティなど常に最新のサイバー攻撃対策や事故対応の最前線で活動する、情報セキュリティ分野のリーディング企業です。
* ラック、LACは、株式会社ラックの国内およびその他の国における登録商標または商標です。
* その他、記載されている会社名・団体名、製品名などは、各社の登録商標または商標です。
* 記載されている情報は、発表時点のものです。その後予告なしに変更となる場合があります。