2023年3月24日 11:00
株式会社長田(おさだ)工業所(所在地:福井県坂井市、代表取締役:小林 輝之、以下:長田工業所)は、株式会社長谷川鉄工(所在地:青森県平川市、代表取締役:長谷川 睦、以下:長谷川鉄工)と溶接体験事業、溶接のテーマパーク「アイアンプラネット」のフランチャイズ契約を結び、長谷川鉄工が「アイアンプラネット」の第7拠点目となる「アイアンプラネット ベースオブ津軽」として2023年4月1日(土)から溶接体験事業を開始いたします。(予約受付は3月29日から開始)
■これまでにオープンしている拠点名
本職の鉄工所が母体となって行う溶接体験事業は発祥地である福井本所に加え、フランチャイズとしてはベースオブ津軽が6社目としてオープンします。
・発祥地
アイアンプラネット(福井本所) by 株式会社長田工業所(福井県坂井市)
・加盟店
(1) ベースオブ沼津 by 株式会社影山鉄工所(静岡県沼津市)
(2) ベースオブ栃木 by 株式会社八興製作所(栃木県栃木市)
(3) ベースオブ湘南 by 株式会社コイズミ(神奈川県秦野市)
(4) ベースオブ岐阜 by MinoyaMetal株式会社(岐阜県羽島郡)
(5) ベースオブ富山 by 株式会社光進工業(富山県富山市)
■溶接のテーマパークとは
溶接のテーマパークとは、工場・プラント改修工事業を営む長田工業所が、自社の溶接加工工場を開放して、溶接や金属加工で遊べて学べるテーマパーク「アイアンプラネット」として8年前から取り組んでいる事業です。
この事業の鉄工所(自社)にとってのメリットは自社の技術のPRになること、地域にとってのメリットは地域活性に繋がること、一般利用者にとってのメリットは、普段なかなか接することのできない溶接DIYを自社の職人、プロの職人に教えてもらうことができることです。三方良しの事業として多くの利用者に愛されてきました。
運営本体であるアイアンプラネット(福井本所): https://iron-planet.net/
■アイアンプラネット基地オーナー(BASE-OWNER)制度とは
長田工業所がこれまでに行ってきた「溶接体験事業による経営革新」の取り組みを体系化し、全国の人手不足やブランディング構築に悩む中小零細鉄工所に向け、経営革新支援として溶接体験事業の指導を2018年12月25日から行ってきました。
(当時のプレスリリース: https://www.atpress.ne.jp/news/173482 )
長谷川鉄工は、FC本部である長田工業所と顧問契約を結び、11ヶ月間の事業構築期間を経て、溶接体験フランチャイズ事業、溶接のテーマパーク「アイアンプラネット ベースオブ津軽」としてオープンすることとなりました。本職の鉄工所が母体となって行う溶接体験事業のフランチャイズとしては全国で6社目となり、これまでにない盛り上がりを見せています。
アイアンプラネット ベースオブ津軽: https://baseoftsugaru.com
■小型溶接機メーカー「SUZUKID」が連携協定により全面後押し
今年に入ってプレスリリースさせていただいたように、溶接のテーマパーク「アイアンプラネット」と小型溶接機メーカー「SUZUKID」が連携協定を締結しました。これにより、溶接体験に適した使用機械・消耗品の調達や、製品の使用方法と一般客への接客対応のレクチャーとワークショップメニューの考案、ノウハウの提供をSUZUKIDスタッフが行うことで、よりきめ細やかな事業展開が見込めるようになりました。
(当時のプレスリリース: https://www.atpress.ne.jp/news/250017 )
■溶接のテーマパーク「アイアンプラネット ベースオブ津軽」の概要
長谷川鉄工は、建築鉄骨・建築金物工事の設計・製作・施工・各種鋼構造物設計施工を行う青森県の企業です。
大型建造物から金物修理まで様々な金属に関わるモノづくりを、20数名のひたむきで、本当に一生懸命な社員さんたちと共に、常に最善を尽くすように努めています。
正式名称 : 溶接のテーマパーク アイアンプラネット ベースオブ津軽
事業母体 : 株式会社長谷川鉄工
平川工場 青森県平川市新山柳田95-1
代表取締役 長谷川 睦
オープン日 : 2023年4月1日(土)予定
予約受付開始日 : 2023年3月29日(水)予定
※新型コロナウイルス感染症の影響により変更の可能性あり
体験内容 : 溶接してスツールやアイアンシェルフ、サインプレート、
ポータブルロケットストーブなどを製作
体験時間は1.5~2時間、
価格は2,000円~13,000円(税込)の予定。
営業時間 : 9:00~16:00(完全予約制)
定休日 : 不定休 夏季・年末年始
※本業である鉄工所事業優先のため
体験場所 : 青森県田舎館村畑中樋口68-8
※体験場所は平川工場から車で2~3分程度の場所にあります。
お問い合わせ : 080-9018-0907
※お電話は担当スタッフ(三上)につながります。
公式ホームページ: https://baseoftsugaru.com
●長谷川鉄工 長谷川代表のコメント
僕が永年抱いていた鉄工業界に関する思いや、弊社が抱えるいくつかの課題があり、それらに対する一つの光明を、アイアンプラネットに参画することで見出せるかもしれないと考えた。
〈キーワードその1〉「溶接をもっと身近に」
DIYは、過去幾度かのブームを経て、現在では単なるブームから文化へと定着しつつある。
そんなDIYの世界にあって鉄の加工、とりわけ「溶接」はまだまだハードルが高く、一般の人は手を出しづらい。機械やノウハウ、何より「体験する場所がない」事が原因である。アイアンプラネットは、溶接体験を売る事で、まさに「溶接」を身近なものにしてくれる。
〈キーワードその2〉「生活の中にもっと鉄を」
僕がまだ小さかった頃は、生活の中にちゃんと鉄があった。鉄のスコップや、物干しの台、お隣さんの門扉、屋根の雪止め…現在では、生活の中に鉄を見る事が少なくなった。確かに鉄は重い。でもその重さが重厚感を醸し出す。確かに鉄は錆びる。でもその錆が自然と調和する。修理依頼はもちろん職人さんが創る一品物の鉄作品や、鉄と木、または石や革とのコラボ製品なんかがあったりする。アイアンプラネットは、そんな「鉄」を身近に体感できる場所になる。
〈キーワードその3〉「まだまだ活躍できる場を」
少子高齢化に伴い、今後現場の第一線から退く職人さんが増えてくる。弊社のように重量鉄骨を扱う職人さんは、高齢化とともに体への負担も増す。体力的な衰えは避けられなくても、永年培った知識や技術は健在である。アイアンプラネットは永年培った職人さんの知識と技術の確かさを再認識できる、そんな「一流のセカンドステージ」となる。
アイアンプラネットはスタートしたばかりであり、まだまだ未熟な取り組みであることから、来ていただいたお客様から、もっとこうして欲しいや、こうすれば良いのではないか、といったご意見やご要望をいただき、少しずつ改善していくことで、この取り組みが地元に根付いていって欲しいと思っている。
■アイアンプラネット基地オーナー(BASE-OWNER)制度の今後の展開
2020年9月にFC第1拠点オープン後、コロナ禍にもかかわらず、この2年半でアイアンプラネット事業に賛同していただける企業様により6社オープンできました。これもひとえに各事業母体の企業様と連携協定させていただいてます小型溶接機メーカー「SUZUKID」様、そして全国の溶接に関心を持たれている一般のお客様のお陰であり、感謝しております。
アイアンプラネット事業は、ものづくりの若手人材創出をめざしたプロジェクトです。「まずは溶接の素晴らしさを知ってもらう」「現役鉄工所の職人がみずからアピールする」ことで、取り入れた企業の社内の空気をも変える効果があります。
「溶接体験ができる場所」ということだけでは、全国各々で小さな取り組みをされている事例はありますが、持続性がなく結果が出ていないのが現状です。しかし「アイアンプラネット」という同じプロジェクト名で全体的に盛り上げていくことによって、大きなインパクトを創ることができています。
このベースオーナー制度(フランチャイズ)は1地域1店舗、47都道府県制覇を目指しています。現在も溶接やものづくりの社会的な地位向上という志に賛同していただける全国の鉄工所・ベースオーナー様を募っています。
ベースオーナー制度受付ページ: https://www.ironplanet-base.net