2022年12月22日 15:00
熊本県合志市(以下 合志市)、株式会社NTTドコモ九州支社(以下 ドコモ)、NTTコミュニケーションズ株式会社(以下 NTT Com)、株式会社クロスカルチャー(以下 クロスカルチャー)は、地域社会の発展に向けてICT活用に関する連携協定(以下 本協定)を2022年12月22日に締結しました。デジタル技術やデータを活用し、これまで以上に豊かなまちの実現やICT活用人材の育成などに取り組みます。
1.背景
合志市は、健康と併せて幸福を感じることができるまちづくり「健康幸福都市こうし」の実現に取り組んでいます。本協定では、市民の声を見える化し、まちづくりへ活用するほか、デジタルデバイド(※1)の解消などに取り組むことで、熊本市のベッドタウンとして今後も人口増加が予想される同市での生活を、これまで以上に豊かにすることをめざします。
また、同市の周辺地域では、大規模工業団地の整備が予定されています。本協定では、地域に根ざした技術者やICT活用人材の育成を行うことで、地域経済の活性化に貢献します。
2.本協定の概要
本協定における主な取り組みは以下の通りです。
・まちの魅力の見える化
「SSPP (サステナブル・スマートシティ・パートナー・プログラム)」(※2) の取り組みのひとつである、地域の豊かさを可視化する「SUGATAMI」(※3) を活用し、合志市が保有する調査結果などから、同市の魅力を見える化し、まちづくりに活用します。
・技術者やICT活用人材の育成
合志市の子どもたちがデジタル技術に触れる機会を創出するため、地域の学生などと連携したプログラミング教室などを開催します。
・デジタルデバイドの解消
市民向けのデジタル活用支援講座の開催や、スマートフォン操作の相談窓口の設置、地域のデジタル化推進支援員育成などに取り組みます。
3.各社の役割
合志市:本協定における取り組みの全体統括
ドコモ:デジタルデバイドの解消に向けた取り組みの運営、ICT活用人材の育成に関する取り組みの運営
NTT Com:まちの魅力の見える化 や技術者
クロスカルチャー:合志市のまちづくりに関するコンサルティング
4.今後について
本協定にもとづき、ICTをさまざまな分野で活用することで、合志市のさらなる発展をめざします。
(※1) : デジタルデバイドとは、インターネットなどの情報通信技術の恩恵を、受けることのできる人とできない人との間に生じる格差です。
(※2) : 「SSPP(サステナブル・スマートシティ・パートナー・プログラム)」とは、地域・住民(生活者、自治体、企業、NPO、教育機関等)を主役としたまちづくりをめざし、地域の産学官民のメンバーを募り、事例の創出と周辺エリアとの連携や他エリアへの展開により “地域・住民の幸せ(Well-Being)の最大化”につなげていく持続的・自律的な仕組みを共創する場を提供するプログラムです。詳細については以下のWebサイトを参照ください。
https://digital-is-green.jp/
(※3) :「SUGATAMI」とは、日本電信電話株式会社と株式会社NTTデータ経営研究所が提供する地域で暮らす人々の満足感や幸福感を指標とし、地域の豊かさを可視化する取り組みです。詳細については以下のWebサイトを参照ください。
https://group.ntt/jp/newsrelease/2022/11/24/221124a.html