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「アインシュタインはいかにしてアインシュタインになったのか」Meiji.net インフォメーション vol.249

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「アインシュタインはいかにしてアインシュタインになったのか」
https://www.meiji.net/it_science/vol391_hajime-inaba

概要
近年、日本の大学の研究力が落ちている、という指摘があります。それは、日本の大学から出される論文が減少していることなどに表れていると言います。そこで、様々な施策が打ち出されていますが、状況が好転する様子はありません。それは、なぜなのでしょう。この話題について詳しく解説します。

ポイント
■「科学史」を研究分野とする稲葉肇准教授が執筆。
■日本の大学の研究力が落ちている原因として、科学技術研究費が充分でないことに加え、研究者の研究に割く時間が減っていることを指摘。20世紀を代表する物理学者であるアインシュタインが多くの試行錯誤を経て相対性理論に到達したように、日本でも多様なトライアルや失敗を許容する土壌を作り、次世代のイノベーションに繋げていくことが必要だと提言。
■記事構成
アインシュタインはいかにしてアインシュタインになったのか
●研究力が落ちていると言われる日本の大学
●科学の発展に馴染まない「選択と集中」
●アインシュタインの原動力も好奇心

執筆教授プロフィール
稲葉 肇(明治大学 政治経済学部 准教授)
■研究分野:科学史
■研究テーマ:物理学史、とくに統計力学とエネルギー論の歴史的展開
■主な著書・論文
『統計力学の形成』(名古屋大学出版会・2021年)
H. Inaba, “Schlesinger's Energeticism: From Hypnosis to an Energetic Worldview,” Historia Scientiarum 28
(2018): 36ー53.
H. Inaba, “The Development of Ensemble Theory: A New Glimpse at the History of Statistical Mechanics,”
The European Physical Journal H 40 (2015): 489ー526.

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