2021年10月14日 14:00
東大発の位置情報AIベンチャーであるLocationMind株式会社(東京都千代田区、代表取締役CEO:桐谷 直毅)は、NTTドコモの人流データを活用し、OOH(※1)データの可視化・分析・メディアプランニングを目的としたOOHダッシュボードツール、「LocationMind xPop(TM) for Transportation(β版)」の提供を2021年11月1日より開始します。
「LocationMind xPop(TM) for Transportation(β版)」の大きな特徴は、当社が有する独自のマップマッチング技術(※2)や拡大推計アルゴリズム(※3)を用いて行う詳細な移動分析による、移動者の「交通手段」や「鉄道駅の乗降・乗換え」の判定機能です。
これにより、既存の人流マーケティング・ツールにはない、「鉄道利用に特化した人流データ」の提供を実現し、それによりOOHプランニングやその効果検証を必要とする企業のマーケティング・宣伝担当者、広告会社のOOHプランニングおよびセールス部門等の担当者への実務サポートが可能となります。
◆「LocationMind xPop(TM) for Transportation(β版)」ツール概要
【主な機能】
<リアルタイムサーキュレーションの把握>
任意期間のリアルタイムサーキュレーション(※4)情報を可視化し、直近1週間のデータ把握が可能です
<OOHプランニング・効果推計>
鉄道の駅だけでなく、駅ポスターセットや駅デジタルサイネージセット等のメディア単位でのデータ表示も可能です。広告媒体ごとの比較によるプランニングの効果推計にも活用が可能です。
<OOHキャンペーン効果検証>
OOHキャンペーンの終了後、OOHの掲出期間中のサーキュレーションデータを活用することで、広告接触者数の推定・検証が可能です。
※1:OOH
「電車や駅の広告、屋外広告の総称。(OOHは「Out of Home media」の略)」
※2:マップマッチング技術
「断片的なGPSの移動点列情報を地図上に連続して移動する点としてマッチングさせる技術。」
※3:拡大推計アルゴリズム
「実際の人口とデータのサンプル数から、適切な倍率を計算し、実際の人口推計値を計算するアルゴリズム。」
※4:サーキュレーション
「鉄道の駅の乗降人員。」
【活用方法】
「LocationMind xPop(TM) for Transportation(β版)」を活用することで、移動者の「交通手段」や「鉄道駅の乗降・乗換え」を可視化することが可能です。実画面例は添付画像(ツール基本画面)のとおりです。
【基本情報】
<ツール名称>
LocationMind xPop(TM) for Transportation(β版)
<ツール概要>
「OOHデータの可視化・分析、メディアプランニング・効果推計、キャンペーン効果検証」を目的としたOOHダッシュボードツール
<搭載機能>
リアルタイムサーキュレーション/駅・メディアランキング/各種データダウンロード機能 他
※今後、機能拡充予定。
<分析対象エリア>
関東 JR私鉄14電鉄・主要320駅
<契約期間>
ご契約開始日より1年間
<利用可能ID数>
2名まで(同時ログイン可能)
<契約料金>
2,400,000円(税別)
<備考>
「LocationMind xPop(TM)」データは、NTTドコモが提供するアプリケーション(※5)の利用者より、許諾を得た上で送信される携帯電話の位置情報を、NTTドコモが総体的かつ統計的に加工を行ったデータ。位置情報は最短5分毎に測位されるGPSデータ(緯度経度情報)であり、個人を特定する情報は含まれない。
※5:ドコモ地図ナビサービス(地図アプリ・ご当地ガイド)等の一部のアプリ
<開発協力企業>
株式会社エヌケービー(東京都千代田区、代表取締役社長:外谷 敬之)
◆LocationMind株式会社 概要
東大・柴崎教授研究室の位置情報解析技術の社会実装を目指す東大発AIベンチャー企業。位置情報に関する幅広い技術を保有している、データサイエンティスト集団。内閣官房の新型コロナウイルス感染症対策HPをはじめ、東京都コロナ感染症モニタリング会議など、精細かつ精度の高い分析データを提供している。
社名 : LocationMind株式会社(LocationMind Inc.)
所在地: 東京都千代田区岩本町3-5-2
合人社東京秋葉原ビル 701(旧ビル名 THE GATE AKIHABARA)
代表者: 桐谷 直毅
設立 : 2019年2月
URL : https://locationmind.com/