やじうまPC Watch

DDR5搭載PCが15分待っても起動しない?故障ではなくトレーニングかも

 ツクモネットショップの公式X(旧Twitter)が22日、DDR5メモリ搭載システムにおける「メモリトレーニング」について、Crucialのサポートページとともに紹介している。

 DDR5メモリを搭載する一部システムでは、初回起動時やメモリの差し替えなどを行なった際に、メモリトレーニングと呼ばれる処理が実施される。これは、システムがメモリにあわせてファームウェアを構成するためのプロセスで、場合によって処理に長い時間がかかることがある。

 システム構成によってかかる時間は異なるものの、ツクモによれば20~30分程度かかるケースもあるという。初期不良のように見えてしまうこともあるため、自作PCを組み立てる際に注意してほしいとしている。

 なお、マザーボードの仕様や設定などにもよるが、一度完了すれば、以降は待機時間が発生しなくなる。ただし、ハードウェアやBIOSの変更によって再度発生することがある。

 また、同社のBTO PCについては出荷時にチェックをしており、ユーザーの手元で使うときには基本的にここまでの待ち時間は発生しないが、メモリ増設などを行なうと再度メモリトレーニングが発生する場合があると説明している。