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Amazon、初の自律型移動ロボットを倉庫に導入

Proteus

 米Amazonは21日(現地時間)、同社初の完全自律型ロボット「Proteus」(プロテウス)を自社倉庫に導入したことを発表した。

 同社は2012年にロボット企業のKivaを買収し、それ以降52万台のロボットを導入し効率化を目指してきた。今回、初となる完全自律型移動ロボットを導入することとなった。

 Proteusは高度な知覚やナビゲーション技術、安全性技術を取り入れつつ、施設内を自律的に移動。制限された領域に限定されず、ほかの従業員の周りも移動する。主な作業は、自動化されていないかご台車(荷物の移動に使用)の持ち上げと移動だ。

 同社が公開した動画を見れば分かる通り、Proteusはかご台車の下に潜り込み、アームでそれを持ち上げて、自身の車輪で移動する。これにより従業員が重いものを移動する必要性を減らし、よりやりがいのある作業に集中できるようになるとしている。

 このほか、AIとコンピュータビジョンを駆使し荷物を自動で振り分ける「Cardinal」、コンピュータビジョンと機械学習によるAIを駆使したスキャン機能「Amazon Robotics Identification」、コンテナ化されたストレージシステムなどにより、業務効率化や従業員の安全性の向上などがリリース内で紹介された。