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ロシアの大手検索プロバイダ社員、5千人弱の顧客のメールを覗き見

 ロシアの検索プロバイダ大手Yandexは12日(モスクワ時間)、同社の内部監査において、従業員が不正にユーザーのメールにアクセスしていたと明らかにした。

 不正アクセスをしたのは、技術サポート担当でシステム管理権を持つ従業員。メールアカウント4,887名分に対して不正に「個人的な理由から」アクセスした。同社は該当ユーザーにパスワードを変更するように通知したほか、同社が保有するカード情報などの支払いデータは無関係としている。

 同件に関しては内部監査を進めているとし、管理アクセス手順の変更や法的機関への連絡も済ませているという。

 Yandexはロシアやウクライナなどで検索エンジンとしてトップシェアを誇る企業で、配車アプリや音声アシスタントの開発なども手がける。また、NASDAQにも上場している。