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視聴者のコメントを使って自動でサムネイルが描かれ続けるYouTube動画

 Sean Hodgins氏が作成した、コメントからサムネイル上のキャンバスに図形を描く動画がYouTubeで公開されている。

 基本的にYouTubeの動画のサムネイルは固定されるが、ユーザーが指定して変更することもできる。そこで、プログラミングにより、外部からサムネイルをアップロードしていくことで、状況に応じて内容が変わるサムネイルを作ることもできる。

 今回Hodginsが作ったのは、指定のフォーマットにそった文字列をコメント欄に投稿すると、サムネイル左側の白いキャンバス部分(838×563ドット)に文字列にあわせた図形が描画され、反映されるというもの。上記のフォーマットにそわない通常のコメントが投稿された場合は、4×4ドットの正方形がランダムな位置と色で描かれる。

Paint this Thumbnail! (With YouTube Comments)

 具体的には、ドットの位置(X/Y軸)と色(R/G/B)を「(X,Y,R,G,B)」のかたちで指定でき、「$$」からはじまるコメントのなかに記載することで指示が出せる。続けて数値を指定することで、1つのコメントあたり最大64ドットまで描けるという。

 仕組みとしては、Raspberry Pi上で動作するPythonスクリプトがYouTube APIを通じて5分ごとにコメントを取得し、内容にあわせてキャンバス部分のドットを描画。キャンバス以外の画像を重ねてサムネイルとしてYouTubeにアップロードする。サムネイルはRaspberry Piに接続したディスプレイで確認できるようになっており、押すと以降のサムネイルのアップロードを止められる緊急停止ボタンも用意している。

 同氏は本PythonスクリプトをGitHub上で公開しているほか、画面上のマス目を塗って位置を指定しボタンを押すだけで、コメント用の文字列が出力できるWebサイトもあわせて用意している。