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Apple、不具合対策でキーボードの構造を変更か

  TF International SecuritiesのアナリストでAppleの動向に詳しいMing-Chi Kuo氏は、次世代のMacBookにおいて現行のバタフライキーボードの採用を取りやめる可能性があることを、海外メディアのMacRumors誌で報告している。

 MacBookに採用されているバタフライ構造のキーボードはストロークが浅いことで知られるが、キーボードの入力が予期せず繰り返し行なわれたり、文字が入力されないといった不具合が出ていることなどから、海外では“sticky key”と呼ばれて評判が悪い。Apple自身も問題を認め、修理対応のためのキーボードサービスプログラムを実施している。

 Ming-Chi Kuo氏は、Appleは近くバタフライ構造のキーボードではなく、従来のシザー構造のキーボードを新しく採用すると主張している。新キーボードはガラス繊維でキー構造が強化され、ストロークが深くなるとともに、耐久性も向上するという。

 同キーボードは、まず今年(2019年)後半に登場するMacBook Airに採用されるが、MacBook Proについては2020年になるようだ。この新キーボードは、バタフライ構造のキーボードに対して厚みでは負けているが、その違いはほとんどわからないという。