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Audeze、頭の向きをトラッキングする3Dサラウンド対応ゲーミングヘッドセット

Mobius

 ハイエンドヘッドフォンメーカーの米Audezeは、クラウドファンディングサイト「Indiegogo」にて、3Dサラウンドゲーミングヘッドセット「Mobius」の出資を受け付けている。製品化後の販売予定価格は399ドルだが、15日現在は259ドルからの出資で1台を受け取れる。出資者への発送は6月予定。

 Mobiusは、5.0/5.1/7.1chのサラウンド環境を3Dエミュレーションできる、密閉型ゲーミングヘッドセット。

 Wavesの「Nxテクノロジー」を内蔵しているのが特徴で、加速度(3軸)とジャイロスコープ(3軸)センサーを組み合わせた、秒間1,000回の6軸トラッキングにより、リアルタイムで頭の角度を認識。従来のサラウンドヘッドフォンでは、頭の角度が変わると、音の定位もそれに追従してしまう問題があったが、本製品では、頭の向きに関わらず音の定位が維持される。

 そのほか、頭部形状に合わせパーソナライズされた、解剖学的にキャリブレーションされたサウンドフィールド、音響心理学に基づいたサウンドフィールド調整機能などを備える。

 接続インターフェイスはUSBで、Windows/Mac/Linuxのほか、USBアダプタを利用すればiOS/Android端末でも利用可能としている。

 BluetoothとAUX入力(3.5mmステレオミニ)も備えており、XboxやPS4、Swtichといった家庭用ゲーム機でも、ヘッドトラッキング、ルームエミュレーション、音響の立体化といった機能を利用できるという。BluetoothはSBC/AAC/LDACに対応する。

 マイクは取り外し可能で、単体ヘッドフォンしても利用できる。

 Audezeのそのほかの製品と同様、ドライバは平面駆動方式で、100mm平面トランスデューサを採用。10Hz~50kHzの周波数特性を謳う。出力1Wのバランスアンプを内蔵する。

 バッテリにはリチウムポリマーを採用し、3Dオーディオ有効時の駆動時間は10時間超。USB接続時に自動で充電される。

 本体重量は350gで、本体色はカッパーとブルーの2色。

マイクも付属
高耐久を謳う