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三菱、改札機なしで駅を通り抜けできる新交通システム
～駅構内や車両内にいるユーザーの把握も可能
2017年11月21日 15:22
三菱電機株式会社は、改札機のない非ゲート方式の駅交通システムの新コンセプトを公開した。11月29日から12月1日の期間に幕張メッセで開催される第5回鉄道技術展 2017に出展する。
SuicaやPASMOなどといったICカードでタッチを行なわなくても、駅を通過するだけで認証を行なえるシステム。フラットな改札を実現できることから、大きな手荷物を持っていたり、車椅子やベビーカーなどといった改札を通り抜けしにくい利用者も円滑な移動が可能になる。
駅構内や車両内にいる利用者の位置を追跡する機能を搭載しており、車椅子を使っていたり、視覚障碍者などの人物の居場所や容姿の把握が可能。駅員間で介助活動がスムーズに行なえる。
そのほかの機能としては、降車駅や遅延時間を考慮した目覚まし機能、個人の嗜好に応じた動画自動抽出/視聴機能、遅延などの状況表示、販売カートの現在位置などを知ることができる。
なお、リリースには詳細な仕組みが書かれておらず、認証用のICカードを持っていないユーザーが通過してしまった場合に対して、どういった対策を採るのかは不明。
