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北カリフォルニアの山火事でHPの歴史的資料が焼失

~およそ2.3億円相当

北カリフォルニアの山火事でHPの歴史的資料が焼失 William Hewlett(左)とDavid Packard(右) 出典: Press Democrat
William Hewlett(左)とDavid Packard(右) 出典:Press Democrat

 米サンタローザの地元紙The Press Democratによると、8日(米国時間)にカリフォルニア州北部で発生した大規模な山火事で、米Hewlett-Packard(以下HP)の歴史的資料が焼失した。

 HPは、1938年にWilliam HewlettとDavid Packardの両氏によって、計測機器メーカーとしてパロアルトのガレージで創業された企業で、同ガレージはシリコンバレー発祥の地としても知られている。

 山火事で消失したのは、ファウンテングローブにあるKeysight Technologies本社の2棟のビルで保管されていた資料。HP創業者の2人による著述、書簡、講演などが収められた100個以上の箱が焼失した。資料群は、2005年に約200万ドル相当の価値があるとの鑑定を受けていた。

 なお、Keysightは、HPの創業事業である計測機器製造を分社化した企業で、HPにルーツを持つ。

 ABC7によれば、この山火事により、3万エーカー以上が焼け、建物5,000棟以上が焼失。20名以上が犠牲となっている。