イベントレポート

例の赤ぽっちがないThinkPad、新型が登場したぞ!

TrackPointレスなThinkPad X9の新モデル「ThinkPad X9 15p Aura Edition」

 Lenovoは1月6日(米国時間)に、CEOのヤン・ヤンチン氏を始め、幹部や半導体メーカーCEOなどゲストが多彩な顔ぶれが登壇するCESの基調講演を、ラスベガスの新名所となる球体劇場Sphereで開催している。それに先だって新製品が発表された。

 その中で「ThinkPad X9 15p Aura Edition」は、X1シリーズと並ぶThinkPadのフラグシップ製品に位置づけられているX9シリーズの最新製品となる。従来のThinkPadユーザー向けのフラグシップ製品がX1、これからThinkPadを購入するユーザー向けのフラグシップ製品がX9と位置づけており、トラックポイント(TrackPoint)のような従来ユーザーが好むデバイスがない代わりに、かなり大型のクリックパッドが用意されるなどの特徴を備えている。今回発表されたThinkPad X9 15p Aura Editionはその最新モデルだ。

トラックポイントレスの新規ユーザー向けのThinkPad X9に新製品となる15pが発表

ThinkPad X9 15p Aura Editionのキーボードとタッチパッド

 Lenovoは昨年(2025年)のCESで、14型の「ThinkPad X9 14 Aura Edition」と15.3型の「ThinkPad X9 15 Aura Edition」の2製品を発表した。その詳細に関しては昨年のCESリポートをご参照いただきたい。

 シリーズ最大の特徴は、ThinkPadのアイデンティティといってもよい、スティック型のポインティングデバイスであるトラックポイントが装着されていないことで、その代わりに大きなクリックパッドが用意されている形になっていた。

 確かに一度慣れてしまうと便利なデバイスであるトラックポイントだが、現状ではThinkPad以外の製品で採用されていない。ほとんどのノートPCユーザーがタッチパッドに慣れ親しんでいるため、むしろ大型のタッチパッドが必要とされているという現実に、Lenovo流に対処した結果だ。X9シリーズは、他社製品のユーザーがThinkPadに移行する際のハードルを下げる位置づけの製品だ。

 今回LenovoはそうしたX9シリーズの新製品として、ThinkPad X9 15p Aura Editionを発表した。昨年のX9シリーズには、14型と15型の2つのモデルが用意されていたが、今年のモデルに関してはX1シリーズにはない15型に特化した形にシフトしたことになる。

 プロセッサはCore Ultraシリーズ3、メモリは最大64GB、ストレージは2TB SSD(PCIe 5.0)というハイエンドにふさわしいスペックになっている。また、LenovoとIntelが共同開発したユーザー体験を実現するソフトウェアなどが実装されており、それが「Aura Edition」の製品名がついている理由となる。

本体の左側側面
本体の右側側面

 ディスプレイは15.3型QWXGA+ OLEDタッチ(2,880×1,800ドット、120Hz VRR、ピーク時1,000cd/平方m)の選択肢が1つで、どちらかというとハイエンド向けのスペックに絞った形になる。また、ThinkPad X1シリーズと同じ1,000万画素のMIPIカメラを選択できる。

 バッテリは88Whで、重量は1.5kgとなる。Lenovoによれば、ThinkPad X9 15p Aura Editionは今四半期から提供開始予定で、米国での実売予想価格は1,999ドルからと明らかにされている。

【表1】ThinkPad X9 15p Aura Editionのスペック(Lenovo提供資料などより筆者作製)
ThinkPad X9 15p Aura Edition
プロセッサCore Ultraシリーズ3
メモリ最大64GB(LPDDR5x-9600)
ストレージ最大2TB(PCIe 5.0)
ディスプレイQWXGA+ OLEDタッチ(2,880×1,800ドット、120Hz VRR、ピーク時1,000cd/平方m)
カメラ最大1,000万画素 MIPI IR
Wi-Fi/BluetoothWi-Fi 7/Bluetooth 5.4
バッテリ容量88Wh
インターフェイスThunderbolt 4 3基、USB 3.2 Gen 2、HDMI 2.1、SDカードスロット、音声入出力
本体サイズ339.5×228.5×7.25~17.9mm
重量1.5kg~
OSWindows 11/Ubuntu