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ComfyUIの“よく分からん”ノードとさよなら。「App Mode」が新導入

 生成AIツール「ComfyUI」の開発チームは3月11日、複雑なノードを直感的な操作画面に変える「App Mode」を導入したと発表した。技術的な知識がなくても、ワークフローを簡単に“アプリ化”し、クライアントやチームメンバーと共有できる。

 ComfyUIをチームで使用し、ノードグラフに関わっていない共同作業者にワークフローを共有した場合、その作業者がノードグラフの仕組みを理解できるようになるまで、学習曲線が急すぎるといった声があった。App Modeではこの問題を解消する。

 App Modeは、ノードグラフを非表示にして、ユーザーが必要な入力項目だけをシンプルに表示するモード。トップバーからワンクリックで切り替えができ、設定済みであれば完成されたアプリUIとして起動。既存のComfyUIインスタンス、同じバックエンドとキューで動作するため、追加した拡張機能やモデル更新も即座に反映される。

 また、「App Builder」という設定ツールを併用することで、ワークフロー内のどのパラメータを公開し、どれを隠すかを自由にカスタマイズできる。たとえば、テキストから画像を生成する複雑な処理でも、必要十分な3つの項目だけを抽出して表示名を変更し、ほかのユーザーには不要な詳細設定を見せないように制御可能だ。

App Modeの表示

 構築されたアプリは単一のURLで共有でき、リンクを開いたブラウザ上で即座に動作する。利用者は自身で環境構築やインストールを行なう必要がなく、裏側の複雑なグラフ構造を一切見ることなく生成処理が可能。これに合わせて公開される「ComfyHub」は、完成したアプリやワークフローをクリエイターが投稿し、コミュニティ全体で共有/発見できるプラットフォームとなっている。

 これらの機能は既にComfy Cloudとローカル版の両方で利用可能で、ローカル環境ではGeForce RTX 5090やRadeon RX 9070 XTといったGPUにも最適化されている。ComfyHubのプレビュー版も現在アクセス可能で、クリエイターは専用フォームからプロフィール作成と作品公開の申請ができる。