イベントレポート

もはやデスクトップ級。新開発「クライオ・チャンバー」が実現したAlienware史上最強ノート

Alienware 16 Area-51のOLEDモデル

 Dell Technologies(以下Dell)は1月5日(現地時間)、ゲーミングブランド「Alienware」のハイエンドゲーミングノートPC「Alienware 16 Area-51」「Alienware 16X Aurora」「Alienware 18 Area-51」を発表した。

175W TGPなGeForceと65W TDPなCore Ultra 200HX構成が可能なAlienware 16 Area-51

底面から半透明で確認できるサーマル

 DellのAlienwareは言わずと知れたゲーミングPCのブランドだが、その中でも「Area-51」はプレミアム向けの製品につけられる製品名となる。つまり、Alienware 16 Area-51は、16型のディスプレイを搭載したAlienwareブランドのプレミアム向け製品となる。

 CPUにCore Ultraシリーズ2(200HX)を採用しており、dGPUにはGeForce RTX 50シリーズが採用されており、GeForce RTX 5090 Laptop GPU 24GB、GeForce RTX 5080 Laptop GPU 16GB、GeForce RTX 5070 Ti Laptop GPU 12GBの3つから選択することが可能だ。

 Dellによれば、GPUには175W TGP、CPUには65W TDPで、合計240Wの熱設計の枠が設定されており、その枠内で性能を引き上げて利用することが可能になっている。こうした消費電力をカバーするため、ACアダプタは360W定格のSFF GaN FETを採用したアダプタになっている。

 こうした熱設計枠を実現できたのも、新しい「クライオ・チャンバー」と呼ばれる新しい放熱機構が採用されていることが貢献している。従来モデルに比べて空気流量が35%アップし、ノイズは逆に15%削減されている。さらにヒートパイプとベイパーチャンバーに銅素材を利用することで熱伝導効率も高められている(ベイパーチャンバーなどは5070 Ti以上の構成に装備される)。

 メモリは最大64GB(DDR5-6400)に対応、ストレージは最大で12TB RAID構成などに対応している。

AW30のデザインコンセプトを採用し、ゼロヒンジデザインなどを継承している

 また、同社が「Alienware 30(AW30)」と呼んでいるAlienwareブランド製品の30周年を記念するデザイン言語に基づいたデザインを採用している。「Liquid Teal」と呼ばれるカラーを採用したアルミニウム素材のボディ、近年のAlienwareノートPCで採用されているゼロヒンジデザイン、改良されたVレールエッジにより人間工学的な快適さを実現していること、プログラマブルにカラーを変化できるAlienFXイルミネーションやタッチパッドなどが特徴となっている。

 ディスプレイは非光沢OLEDの、16型WQXGA(2,560×1,600ドット、240Hz、0.2ms、620cd/平方m)で、色域はDCI-P3 120%と広い色域に対応しており、高輝度であることも特徴だ。NVIDIAのG-SYNCおよび、Advanced Optimusに対応しており、必要に応じて内蔵GPUに切り替えることで、バッテリ駆動時の消費電力を抑えることが可能になる。バッテリは96Whで、重量は3.4kgからとなる。

背面のポート
左側にはヘッドフォン端子のみ
右側ポート

 DellによればAlienware 16 Area-51は第1四半期に提供開始予定で、価格などは現時点では未定。リリースが近づいてきた時に発表される予定と説明されている。

【表1】Alienware 16 Area-51のスペック(Dellの資料より筆者作成)
Alienware 16 Area-51
CPUCore Ultraシリーズ2(200HX)
dGPUGeForce RTX 50 Laptop GPU(5090 24GB/5080 16GB/5070 Ti 12GB)
メモリ64GB/32GB XMP-7200/32GB/16GB(DDR5-6400)SO-DIMM 2基
ストレージ12TB RAID/8TB RAID/4TB RAID/2TB(Gen5)/2TB(Gen4)/1TB(Gen4)
ディスプレイ16型OLED WQXGA(2,560×1,600ドット、240Hz、0.2ms、620cd/平方m)/G-SYNC+Advanced Optimus
カメラ800万画素/UHD(IR)、200万画素/FHD(IR)
生体認証カメラ
Wi-Fi/BluetoothWi-Fi 7/Bluetooth 5.4(Killer BE1750)
バッテリ容量96Wh
ポートUSB 3.2 Gen 1 3基、Thunderbolt 5 2基、HDMI 2.1、SDカード、ヘッドフォン
サイズ365×290×22~28.5mm
重量3.4kg
OSWindows 11

同じ非光沢OLEDを採用した廉価版ゲーミングノートPC「Alienware 16X Aurora」

Alienware 16X Aurora

 Alienware 16X Auroraは、比較的エントリークラスに位置する製品となる。高品質だが安価なゲーミングノートPCを購入したいユーザー向けの選択肢となっている。

背面にはおなじみのロゴが

 その特徴は、上位モデルとなるAlienware 16 Area-51と同じ16型非光沢OLEDのディスプレイを採用していることだ。解像度はWQXGA(2,560×1,600ドット)、リフレッシュレートは240Hz、応答速度は0.2ms、620cd/平方mの輝度とハイエンドのAlienware 16 Area-51に採用されているものとまったく同等のスペックで、DCI-P3の色域が120%(HDR時)などのスペックとなっている。

 また、G-SYNCとAdvanced Optimusに対応しており、G-SYNCに対応したゲームで安定してフレームレートを維持し、不必要な時は内蔵GPUで描画することでバッテリ駆動時間を延ばすことが可能になっている。

 GPUはGeForce RTX 5070 Laptop GPU(8GB)ないしはGeForce RTX 5060 Laptop GPU(8GB)から選択することが可能になっており、この点でAlienware 16 Area-51と差別化されている。CPUはCore Ultra 200HX。熱設計では、上位モデルと同じクライオ・チャンバーが採用されており、2つのファンと3本の銅製ヒートパイプで熱設計の最適化が行なわれている。

キーボードとタッチパッド
背面のポート
左側面
右側面とヒンジ構造

 Dellによれば、Alienware 16X Auroraは第1四半期中に提供開始予定で、価格は発売が近くなってきた頃に明らかにされる見通しだ。

【表2】Alienware 16X Auroraのスペック(Dellの資料より筆者作成)
Alienware 16X Aurora
プロセッサCore Ultraシリーズ2 200HX(9 275HX/7 265HX/5 235HX)
dGPUGeForce RTX 50 Laptop GPU(5070 8GB/5060 8GB)
メモリ64GB/32GB/16GB(DDR5-6400)/SO-DIMM 2基
ストレージ2TB/1TB/512GB(Gen4)+2TB(セカンド/オプション)
ディスプレイ16型OLED WQXGA(2,560×1,600ドット、240Hz、0.2ms、620cd/平方m)/G-SYNC+Advanced Optimus
カメラ200万画素/FHD(IR)
Wi-Fi/BluetoothWi-Fi 7+Bluetooth 5.4(Intel/MTK)
バッテリ容量90Wh
インターフェイスGigabit Ethernet、USB 3.2 Gen 1 2基、USB Type-C(Thunderbolt 4またはUSB 3.2 Gen 2)、HDMI 2.1、ヘッドフォンジャック
サイズ356.98×265.43×19.2~23.4mm
重量2.66kg
OSWindows 11

18型液晶ディスプレイを採用したAlienware 18 Area-51

Alienware 18 Area-51

 Alienware 18 Area-51は18型のハイエンドゲーミングノート。

 CPUにCore Ultraシリーズ2(200HX)を搭載しているほか、dGPUにはNVIDIA GeForce RTX 50 Laptop GPUが採用されており、GeForce RTX 5090 Laptop GPU 24GB、GeForce RTX 5080 Laptop GPU(16GB)、GeForce RTX 5070 Ti Laptop GPU(12GB)の3つのdGPUから選択することが可能だ。

 GPUには175W TGP、CPUには105W TDPで合計280Wの熱設計の枠が設定されており、その枠内で性能を引き上げて利用することが可能になっている。こうした消費電力をカバーするため、ACアダプタは360W定格のSFF GaN FET型のアダプタになっている。

 Alienware 16 Area-51と同様、新しいクライオ・チャンバーと呼ばれる新しい放熱機構が採用されている。さらにヒートパイプとベイパーチャンバーに銅素材を利用することで熱伝導効率も高められている(ベイパーチャンバーなどは5070 Ti以上の構成に装備される)。

 メモリは最大64GB(DDR5-6400)に対応、ストレージは最大で12TB RAID構成などに対応している。

背面のポート
左右側面

 また、Alienware 30(AW30)という30周年記念デザインを採用している。Liquid Tealカラーを採用したアルミニウム素材のボディ、近年のAlienwareノートPCで採用されているゼロヒンジデザイン、改良されたVレールエッジに、プログラマブルにカラーを変化できるAlienFXイルミネーションやタッチパッドなどが特徴。

 ディスプレイは、16型になるAlienware 16 Area-51が16型の非光沢OLEDを採用しているのに対して、Alienware 18 Area-51は18型の液晶を採用。解像度はWQXGA(2,560×1,600ドット)で、リフレッシュレートは300Hz、応答速度3ms、輝度は500cd/平方m、色域はDCI-P3 100%となっている。また、G-SYNC+Advanced Optimusに対応している。バッテリ容量は96Whで、重量は4.34kgになっている。

 Alienware 18 Area-51は第1四半期に提供開始予定で、価格などは現時点では未定。リリースが近づいてきた時に発表される予定と説明されている。

【表3】Alienware 18 Area-51のスペック(Dellの資料などから筆者作成)
Alienware 18 Area-51
プロセッサCore Ultraシリーズ2(200HX)
dGPUGeForce RTX 50 Laptop GPUシリーズ(5090 24GB/5080 16GB/5070 Ti 12GB)
メモリ64GB/32GB XMP-7200/32GB/16GB(DDR5-6400)SO-DIMM 2基
ストレージ12TB RAID/8TB RAID/4TB RAID/2TB(Gen5)/2TB(Gen4)/1TB(Gen4)
ディスプレイ18型 WQXGA(2,560×1,600ドット、300Hz、3ms、500cd/平方m)/G-SYNC+Advanced Optimus
カメラ800万画素/UHD(IR)、200万画素/FHD(IR)
生体認証カメラ
Wi-Fi/BluetoothWi-Fi 7/Bluetooth 5.4(Killer BE1750)
バッテリ容量96Wh
ポート2.5Gigabit Ethernet、USB 3.2 Gen 1 3基、Thunderbolt 5 2基、HDMI 2.1、SDカードスロット、ヘッドフォン
サイズ410×320×24.21~30.5mm
重量4.34kg
OSWindows 11