イベントレポート

スティーブ・アオキ氏もeSportsに参戦?HP、14型ゲーミングPCとして最軽量でもっとも「クール」な新OMENをアピール

HPのイベントに参戦していたコスプレイヤー

 HPは、1月8日(現地時間)に報道発表を行ない、同社の最新ノートPCなど2024年に販売される新モデルを発表した。

 この中でも注目なのは14型 2.8K(2,880×1,800ドット)で、48~120Hzと可変リフレッシュレートに対応したゲーミングノート「OMEN Transcend 14 Gaming Laptop PC」(以下OMEN Transcend 14)。CPUにはCore Ultraを採用し、同社によると、重量は1.637kgと14型ゲーミングノートPCで最軽量となっている。

 HPは、同社が買収したゲーミングPC向け周辺機器ブランド「HyperX」が運営するeスポーツ会場「HyperX eSports Arena」において、そうしたOMENの2024年モデルの発表を記念したイベントを、1月9日に開催。HP 上級副社長 兼パーソナルシステムゲーミングソリューション事業部 事業本部長 ジョセフィーヌ・タン氏が登壇し新製品の説明を行なったほか、ライアットゲームズとの提携などが発表された。また、ゲストとして呼ばれた著名DJのスティーブ・アオキ氏などと、PCゲーミングの楽しさなどについて語った。

OMEN Transcend 14は14型ゲーミングノートPCとして最軽量、クールでクール、唯一のEvo認証だとアピール

HP 上級副社長 兼パーソナルシステムゲーミングソリューション事業部 事業本部長 ジョセフィーヌ・タン氏

 HP 上級副社長 兼パーソナルシステムゲーミングソリューション事業部 事業本部長 ジョセフィーヌ・タン氏は、普段のスーツ姿から、思い切った楽しげな衣装で登場し、詰めかけた関係者からヤンヤの歓声を浴びた。

 タン氏は「ゲーミングPCはもちろんゲーミングのためにあるが、同時にゲーム以外に使われることも少なくない。その代表的な例はコンテンツクリエーションだ。このため、今回発表したOMEN Transcend 14では、携帯性と性能のバランスが取れた設計にしている。我々の調査によれば、OMEN Transcend 14は14型のゲーミングPCとしては最軽量の1.637gで、同時にIntelのデュアルチャンネルエアフローを採用することで、高さ方向への影響を最小におさえながら高性能を実現している。クール(格好良く)で、クール(冷える)だ」とOMEN Transcend 14の特徴を説明した。

OMEN Transcend 14はゲームだけでなく、コンテンツ作成にも最適
14型のゲーミングPCとしては最軽量(HP調べ)
世界一クール(格好良く)で、クール(よく冷える)S
Evo認証に対応

 また、タン氏は「現状、我々のOMEN Transcend 14は(筆者注:Core Ultraを搭載したゲーミングPCとしては)Evo認証をとっている唯一の製品だ」とも強調し、Intelと協力しながら薄型軽量で、かつバッテリー駆動時間などのEvo認証の要件をクリアーしていることアピールした。

OMEN Transcend 14
パームレストの右側には14型であることを示す14の文字が
本体の左側面
本体の右側面
本体の背面
本体の底面
デバイスマネージャー
CPUコアCore Ultra

 また、リーグ・オブ・レジェンドのゲームタイトルのパブリッシャーやeSports大会の主催者としても知られるライアットゲームズ(RIOT Games)と、HPおよびその傘下のHyperXとの提携が行なわれることが明らかにされた。提携により、HPはハードウエアやソリューションをライアットゲームズが開催するeSports大会に参加する参加者などに提供して、同社製品をアピールする形になる。

 会場にはライアットゲームズ eスポーツ部門 プレジデント ジョン・ニードハム氏が登壇し、HPとの提携がライアットゲームズの大会参加者にとっては重要だと強調した。

HPとライオットゲームズの提携が発表される。左はライアットゲームズ eスポーツ部門 プレジデント ジョン・ニードハム氏

音楽とゲーミングは「見ているだけでも楽しいけど、自分がプレイするとさらに楽しい」という点が似ているとスティーブ・アオキ氏

パネルディスカッション

 後半には、タン氏やニードハム氏、そして米国な著名なDJであるスティーブ・アオキ氏も参加して、ゲーミングPCに関するパネルセッションが行なわれた。

スティーブ・アオキ氏

 実は自身もゲーマーであるというアオキ氏は「ゲームコミュニティと音楽コミュニティはよく似ている。音楽は受動的に聴かれることもあれば、能動的に自分でプレイすることもある。ゲームもそこは同じで、自分でプレイすることもあれば、他人がプレイしているのを見ることが少なくない。

 自分も14歳の時に初めてギターを手に取ってバンドで演奏したら楽しかったので、音楽の道に進んでアーティストになった。ゲームも同じで、最初は他人がゲームを見ていて面白いと感じると思うが、実際に自分でやってみるともっと楽しいと思う」と述べ、HPのOMENのようなゲーミングPCを購入して実際にゲームをプレイすると楽しいのでぜひ若いプレイヤーにはもっともっとeSports大会に参加してほしいとアピールした。

スティーブ・アオキ氏のパフォーマンス

 そのパネル終了後には、アオキ氏のDJプレイが行なわれ、詰めかけた関係者は、ライブ会場さながらに首をふったり、手を振ったりして、アオキ氏のパフォーマンスに酔いしれた。