イベントレポート

NVIDIA、レイトレを身近にする「RTX 3050」とモンスターGPU「RTX 3090 Ti」

GeForce RTX 3090 Ti

 米NVIDIAは、CESにおいてデスクトップ向けのエントリーGPU「GeForce RTX 3050」と、モンスターGPU「GeForce RTX 3090 Ti」を発表した。

 GeForce RTX 3050は“RTXを身近なものにする”エントリーモデルモデルで、1月27日発売。価格は249ドルからとなっている。第2世代RTコアと、第3世代TensorコアというAmpereアーキテクチャに基づくものとなっている。

 CUDAコア数は2,560基、ベースクロックは1.55GHz、Boostクロックは1.78GHz。メモリはGDDR6で、バス幅は128bit、容量は8GB。Graphics Card Powerは130Wとなっており、PCI Express 8ピン補助電源を1基使用する。推奨電源容量は550W。

ZOTACのGeForce RTX 3050 Twin Edge OC
PalitのGeForce RTX 3050 StormX

 また、ページなどは公開されていないのだが、モンスターGPUとなる「GeForce RTX 3090 Ti」も予告した。こちらは世界最速となる21Gbps動作のGDDR6Xメモリを24GB搭載するとしており、シェーダーで40TFLOPS、レイトレーシングで78TFLOPS、AIで320TFLOPSという処理能力を実現するという。

 詳細は2022年1月後半に発表するとしているが、既存のRTX 3090を軽く凌駕するその性能に注目したい。

 このほか、ノートPC向けの「GeForce RTX 3080 Ti Laptop GPU」、および「GeForce RTX 3070 Ti Laptop GPU」も発表。前者は16GBのGDDR6メモリを搭載し、デスクトップ向けのTITAN RTXよりも高速、搭載ノートの価格は2,499ドルから。後者は1,440p解像度でも100fpsでゲームをプレイできる性能を持ち、搭載ノートの価格は1,499ドルからとなっている。