イベントレポート
デスクトップ向け第12世代Coreに安価モデル追加。H670/B660/H610チップセットも
2022年1月5日 03:10
Intelは4日(現地時間)、デスクトップ向け第12世代Coreに、オーバークロック非対応の“Kなし”シリーズ22モデルを追加した。
最新のAlder Lakeアーキテクチャを採用しながら、オーバークロック非対応としたことで価格を抑え、より一般ユーザー向けとなる。Pコア/Eコアのハイブリッドアーキテクチャにより、生産性アプリでは8%~30%の性能向上、Adobe Premier Proのようなクリエイティブアプリでは最大55%性能が向上する。ゲームにおいても、Core i9-12900はCore i9-11900と比較して6%~21%程度性能が向上するとしている。
今回追加されたSKUで特徴的なのはCore i5/i3およびPentium GoldおよびCeleronで、EコアがないPコアのみの構成となっている点。Core i5は6コア/12スレッド、Core i3は4コア/8スレッド、Pentium Goldは2コア/4スレッド、Celeronは2コア/2スレッドとなっている。
また、LGA1700に合わせてCPUクーラーも一新しており、パッケージに「Laminar」シリーズと呼ばれるクーラーが同梱される。Core i9には「Laminar RH1」と呼ばれるモデルが同梱され、静音動作、RGBライティングの対応、広い銅製ヒートカラムなどが特徴。Core i3/i5/i7には「Laminar RM1」、PentiumとCeleronには「Laminar RS1」がそれぞれ同梱される。いずれも3年限定保証を提供する。
新CPUの投入に合わせて、H670、B660、H610という下位のチップセットも投入する。H670は、Z690にあるオーバークロック機能を省いているほか、B660/H610ではDMIやPCI Express 4.0/3.0のレーン数、USBポート数などを抑えることでより低価格化を図った。