イベントレポート
Samsung、リード最大6,500MB/sのPCIe Gen4対応M.2 SSD「980 PRO」
2020年1月8日 09:23
Samsungは、CES 2020会場ブースでコンシューマ向けSSD新モデルとなる「980 PRO」を展示した。970 PROの後継として位置付けられるハイエンドSSD新モデルだ。
現時点で具体的な仕様は公開されておらず、コントローラの詳細やNANDフラッシュの仕様は不明。しかし、接続インターフェイスはPCIe 4.0 x4に対応し、シーケンシャルアクセス速度はリード最大6,500MB/s、ライト最大5,000MB/sに達している。
PCIe 3.0 x4対応の従来モデルと比べて約1.8倍、SATA接続SSDと比べると約11倍高速で、ハイエンドゲーマーや4K/8K動画を扱う映像クリエイターに最適としている。
NANDフラッシュメモリにはSmasungの最新3D NANDである第6世代V-NANDを採用。積層数が128層に増えるとともに、前世代のV-NANDと比べて容量やアクセス速度だけでなく、電力効率も向上しているという。
以下に示す表は、従来モデルとなる970 EVO Plusと速度と消費電力を比較したものだ。980 PROをPCIe 4.0で利用した場合には消費電力がもっとも高くなっているものの、電力あたりの性能はもっとも高く、電力効率に優れる製品となっていることがわかる。また、980 PROをPCIe 3.0で利用する場合には消費電力が大きく低減し、970 EVO Plusよりも低消費電力で動作するため、PCIe 3.0環境でも優位性があるとしている。
980 PRO 1TB PCIe 4.0接続時 | 980 PRO 1TB PCIe 3.0接続時 | 970 EVO Plus 1TB | ||||
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リード | ライト | リード | ライト | リード | ライト | |
シーケンシャルアクセス速度 | 6,500MB/s | 5,000MB/s | 3,500MB/s | 3,300MB/s | 3,541MB/s | 3,018MB/s |
消費電力 | 7.11W | 6.44W | 4.03W | 4.02W | 4.94W | 4.98W |
電力あたりの速度の割合 | 914 | 776 | 868 | 821 | 717 | 606 |
容量は250GB、500GB、1TBの3種類をラインナップ。発売は第2四半期を予定している。