イベントレポート

Razer、NUCベースのPCモジュールを利用した小型ゲーミングPC

Razer初の小型ゲーミングデスクトップPC「Tomahawk Gaming Desktop」

 Razerは、CES 2020開催に合わせて、Intelと共同開発した小型ゲーミングデスクトップPC「Tomahawk Gaming Desktop」を発表した。これまでRazerが販売するPCは、他社とのコラボレーションモデルを除いてノートPCのみだったが、自社で小型デスクトップPCを発売するのはこれが初となる。

 Tomahawk Gaming Desktopは、同社が発売している外付けGPUボックス「Razer Core X」に近いサイズ感の、超小型ゲーミングデスクトップPCだ。初のデスクトップPCが超小型モデルという点は、Razerらしいと感じる。

 ケースは「Tomahawk N1」と呼ばれ、アルミニウム合金のシャシーで、カラーはRazer伝統のマットブラック、正面にはおなじみのRazerロゴがあしらわれている。左右側面にはガラスを用いており、内部がそのまま見えるようになっている。

本体色はRazer伝統のマットブラックで、正面にはおなじみのRazerロゴを配置
左側面。透明パネルで内部が見えるようになっている
背面
右側面。こちらも透明パネルを使用。ただしこれが最終の仕様ではないとのこと
このように背面から本体を引き出せる
内部には、ATX電源、フルサイズのビデオカードとともに、Intelの小型PCモジュール「NUC 9 Extreme Compute Element」ルを搭載している

 内部のシステムは、Intelが発表した小型PC「GHOST CANYON NUC」で利用しているPCモジュール「NUC 9 Extreme Compute Element」を採用。NUC 9 Extreme Compute Elementは、CPUに第9世代Core Hプロセッサを採用し、倍率アンロックのCore i9も搭載可能となっているが、Tomahawk Gaming Desktopでも、Core i9、64GBのDDR4メモリ、GeForce RTX 2080 SUPERを組み合わせた、優れた性能を備えるPCを実現可能となっている。

 ケースを外すと、内部にATX電源を搭載し、その横にPCI Express x16×2本とPCI Express x4×1本、M.2スロットを備えるライザーカードを配置。そして、2本あるPCI Express x16スロットにビデオカードとNUC 9 Extreme Compute Elementを取り付けることでPCとして動作する仕組みとなっている。

 メモリおよび内蔵ストレージ用のM.2 SSDは、NUC 9 Extreme Compute Elementに用意されているSO-DIMMスロットおよびM.2スロットにそれぞれ装着して利用するのが基本となる。ただ、ライザーカード側のM.2スロットにもSSDを装着できるとのことで、SSDは最大2台搭載可能となっている。

 PC本体には冷却ファンを搭載しないが、ビデオカードとNUC 9 Extreme Compute Elementそれぞれがファンを搭載し、カード背面側へと熱を排出する仕様となっているため、冷却も問題ないとのことだ。

 なお、今回展示されたのはプロトタイプとのことで、現時点では詳しいスペックや価格は未定だが、2020年後半の発売を計画しているとのこと。Razer初の小型ゲーミングデスクトップPCということで、注目の存在となりそうだ。

電源ユニットの横に見えるのがNUC 9 Extreme Compute Elementだ
ビデオカードとNUC 9 Extreme Compute Elementを外した状態。電源ユニットとライザーカードのみのシンプルな構造だ
電源ユニットはATX電源を搭載
ライザーカードには、PCI Express x16×2本とPCI Express x4×1本、M.2スロットが備わる。PCI Express x16の黒のスロットはNUC 9 Extreme Compute Element用、青のスロットはビデオカード用となる
こちらがPCモジュール。カバーを外すとSO-DIMMスロットが2本とM.2スロットが現れ、メモリーカードとSSDを装着できる
GeForce RTX 2080 Superなどフルサイズのハイエンドビデオカードを問題なく装着できる