イベントレポート
ViewSonic、同社初の湾曲ウルトラワイドゲーミング液晶などを展示
2019年1月13日 09:17
ViewSonicは、CES 2019開催に合わせて、ゲーミング向けとしては同社初となる湾曲ウルトラワイド液晶パネルを採用した製品など、複数の液晶ディスプレイ新モデルを発表した。
XG350R-C
XG350R-Cはゲーミング向けの液晶ディスプレイ新モデルで、最大の特徴となるのが、ゲーミング向けの製品として同社初となる、アスペクト比21:9の35型ウルトラワイド湾曲液晶パネルを採用している点だ。パネルはMVA方式で、画面の湾曲率は1,800R。表示解像度は3,440×1,440ドット、リフレッシュレートは最大100Hz、応答速度は3ms(GTG)で、AMDのディスプレイ同期技術「FreeSync」にも対応。
HDR 10準拠のHDR表示に対応し、ゲーム画像を高コントラストで表示できるとともに、「ClearMotion」テクノロジによって動きの速いシーンでもぼやけが少なく表示できるという。
このほか、背面にRGBイルミネーション機能を搭載するとともに、主要マザーボードメーカーなどのライティング制御技術に対応している点などは、ゲーミングモデルらしい特徴となっている。
スタンド部は、100mmの高さ調節、下5度~上15度までのチルト角度調節、45度のスイベルに対応。映像入力端子は、HDMI 2.0×2、DisplayPort×1で、3ポートのUSB 3. Hub機能やヘッドフォン出力端子も用意。5W+5Wのステレオスピーカも内蔵する。サイズは848×434.6×306.0mm(幅×奥行き×高さ)、重量は9.5kg。
北米での発売時期は2019年1月で、価格は716ドルを予定。日本での発売時期や価格は未定。
XG240R
XG240Rも、ゲーミング向け液晶ディスプレイの新モデル。こちらはフルHD(1,920×1,080ドット)表示対応の24型液晶パネルを採用する標準的なゲーミング向け液晶ディスプレイだ。
パネルはTN方式で、応答速度は標準5ms、オーバードライブ時には1msと高速な応答速度が特徴で、素早いシーンでもぼやけることなくゲーム映像を表示できるという。
また、リフレッシュレートは最大144Hzに対応するとともに、AMDのディスプレイ同期技術「FreeSync」もサポートしているので、フレームレートの変化による映像の乱れも抑えられる。表示遅延も最小限に抑えられており、快適なゲームプレイ環境を提供するとしている。
このほか、XG350R-C同様に、背面にRGBイルミネーション機能を搭載するとともに、主要マザーボードメーカーなどのライティング制御技術に対応。イルミネーション機能対応のPCパーツやキーボードなどと連携したイルミネーションが実現できる。
スタンド部は、120mmの高さ調節、下5度~上20度までのチルト角度調節、45度のスイーベル、右90度のピボットに対応。。映像入力端子は、HDMI 1.4×2、DisplayPort×1で、2ポートのUSB 3.0 Hub機能やヘッドフォン出力端子も用意。2W+2Wのステレオスピーカも内蔵する。サイズは566×433.9×239.2mm(幅×奥行き×高さ)、重量は3.4kg。
北米での発売時期は2019年1月で、価格は266ドル。日本での発売時期や価格は未定。
VP3481
VP3481は、プロのクリエイターなど、表示品質を追求するユーザーをターゲットとした「ColorPro」ラインの液晶ディスプレイ新モデル。
湾曲率1,800R、アスペクト比21:9、表示解像度3,440×1,440ドットに対応する34型ウルトラワイド湾曲液晶パネルを採用するとともに、sRGBカバー率100%の広色域表示や、Delta Eが2未満の優れた色差性能を備える。この他、14bit 3Dルックアップテーブルによる4.39兆色のパレット生成や、HDR 10準拠のHDR表示に対応する高コントラスト表示性能など、優れた高品位表示性能が特徴となっている。また、工場で全個体にキャリブレーションを行なった上で出荷されるとのこと。リフレッシュレートは最大100Hz。
映像入力端子は、HDMI 2.0×1、DisplayPort×2、USB TYpe-Cを用意。USB Type-Cは最大60WのUSB PD準拠の給電機能も備えているので、USB Type-Cケーブルで接続したノートPCなどへの給電も可能だ。このほか、5W+5Wのステレオスピーカも内蔵している。
北米での発売時期は2019年1月で、価格は716ドルを予定。日本での発売時期や価格は未定。