イベントレポート

G.SKILL、壁にオーロラのような光を映し出せるRGB LEDつきメモリ

Trident Z Royal RGB

 台湾G.SKILLは、COMPUTEX TAIPEI 2018の会場にブースを構え、今後投入予定の製品などを展示した。

 現在、メモリメーカーはこぞってRGB LEDつきメモリを製造しており、COMPUTEXではG.SKILLのみならず他社もRGB LEDつきメモリを展示していた。その多くは、RGB LEDの上部に乳白色のパーツを配置し、柔らかい光を照射するものだ。

 今回G.SKILLが展示した注目の製品「Trident Z Royal RGB」は、それらとは一線を画すデザインとなっている。乳白色パーツの代わりに、内部に特殊なパターンを持った透明な素材を採用しており、まるでクリスタルの原石に光を当てたときのような、複雑な屈折を経た煌びやかな光を発するものとなっている。

 もちろん直視してもキラキラして美しいのだが、この光をなんらかの面に照射させれば、複雑なパターンが浮かび上がり、とてもRGB LEDが並んでいるとは思えないようなイルミネーション効果を楽しむことができるのだ。

 ただ、展示している製品は、なんとCOMPUTEX初日に完成したばかりの開発途中のもので、現在この内部のパターンを試行錯誤して、いかに美しく投影させることができるかを検討している段階なのだという。

 多くの乳白色パーツを採用したメモリのRGB LEDイルミネーションは、直視して楽しむものであったが、Trident Z Royal RGBはおもに反射光を楽しむものになっており、仮にケースModのデコレーションの要素として使うのであれば、これまでとは違うセンスや制作スキルが求められることになるだろう。

刻々と変化するLEDで、幻想的なイルミネーションを楽しめる