イベントレポート
LGA1151もついに8コアへ? 次期Xeon Eに対応したマザーボードのティザーが公開
2018年6月8日 11:31
ASRockのブースで、“次期Xeon Eプロセッサに対応する”とされるワークステーション向けmicroATXマザーボードのティザーが公開されている。
残念ながら実機の展示ではなく、高度にぼかし処理された写真の展示に留まっているのだが、写真から察するに、LGA1151と同じ大きさのソケットを採用し、4基のメモリスロットを搭載したモデルになっていることがわかる。
じつは、COMPUTEX TAIPEIでは、ASUSもプライベートルームで、同じく次期Xeon Eに対応するとされるmicroATXマザーボードを展示した。残念ながら写真撮影が禁止されていたため掲載はできないが、説明によるとIntel C242/C246チップセットを搭載したマザーボードとのことだった。
2018年6月現在、市場にある最新のLGA1151用のXeon E3 v6シリーズは、Kaby Lakeをベースとしたものだ。このため、最上位SKUでも4コア/8スレッドに留まっており、コンシューマデスクトップ向けの6コア/12スレッドのCore i7-8700Kに性能面で後れを取っている。
この“プロ向けがコンシューマ向けより低性能”という逆転現象を解消するのが、7月~8月期に投入が予定されている次期Xeon Eとされており、それをサポートするのがIntel C242/C246チップセットとなる。説明によると、今度は6コアのみならず、最大で8コアのSKUも用意されるとのことだった。
いまのところ、それがCoffee Lakeをベースとしたものなのか、次世代アーキテクチャを採用するものなのかはわからないが、ついにIntelもRyzenと競争できるよう、メニーコア化を推し進めることになりそうだ。