イベントレポート

AMD未発表のB450マザーが一斉展示

B450 GAMING-ITX/ac

 世界最大規模のPC/ITトレードショー、COMPUTEX TAIPEI 2018が開幕した。初日となる5日には、多くのマザーボードメーカーのブースで、AMD未発表のB450チップセットが展示された。

 B450はB350の後継にあたり、新たに第2世代RyzenプロセッサのXFR2 EnhancedとPrecision Boost Overdriveに対応することで、性能をフルに引き出すことができる。その一方で、X470から価格が抑えられているため、リーズナブルにシステムを組むことができる。

 ASRockは、「B450 GAMING K4」、「B450M PRO4」、「B450 GAMING-ITX/ac」の3モデルを用意。順にATX、microATX、Mini-ITXフォームファクタとなっており、電源回路はGAMING K4とPRO4が6+3、GAMING-ITX/acが6+2フェーズのようだ。

 メモリスロットはB450 GAMING K4とB450M PRO4が4基で、最大3,200MHzまでだが、B450 GAMING-ITX/acは2基ながら3,466MHz以上をサポートするという。また、GAMING K4とPRO4前2者はミニD-Sub15ピン、HDMI、DisplayPortによる3画面出力をサポートするのが特徴。

 このほかのインターフェイスは、B450 GAMING K4がM.2×2、SATA 6Gbps×6、USB 3.1×2、USB 3.0×6、Gigabit Ethernet、PS/2、音声入出力。B450M PRO4がM.2×2、SATA 6Gbps×4、USB 3.1×2、USB 3.0×6、Gigabit Ethernet、PS/2、音声入出力。B450 GAMIN-ITX/acがM.2、SATA 6Gbps×4、USB 3.1×2、USB 3.0×4、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11ac対応無線LAN、Bluetooth 4.2、音声入出力などを備える。

B450 GAMING K4
B450M PRO4

 ASUSは「PRIME B450-PLUS」と「PRIME B450-M」の2種類を展示。前者はATX、後者はmicroATXモデルとなる。いずれも4+2フェーズ電源回路を使用しており、メモリスロットは4基で、最大3,200MHzのDDR4をサポートする。ストレージインターフェイスはM.2およびSATA 6Gbps×2。

 インターフェイスは、USB 3.1×2、USB 3.0×5(B450-PLUS)または6(B450-M)、USB 2.0×6(B450-PLUS)または4(B450-M)、Gigabit Ethernet、音声入出力などを搭載する。

PRIME B450-PLUS
PRIME B450-M

 MSIはATXフォームファクタの「B450-A PRO」1モデルのみを展示。電源回路は4+2フェーズとみられ、メモリスロットは4基。ストレージインターフェイスはM.2、SATA 6Gbps×6。

 インターフェイスは、USB 3.1×2、USB 3.0×4、USB 2.0×6、Gigabit Ethernet、DVI、ミニD-Sub15ピン、PS/2、音声入出力などを備える。

B450-A PRO