イベントレポート
Shure、USB Type-C MMCX対応のハイエンドイヤフォン
2018年1月9日 02:53
CES開幕直前に開催されたCES Unveiled Las Vegasにおいて、ShureがひっそりとRMCE-USBを先行展示していた。いよいよUSB Type-Cも充電のみならず、オーディオに使われるようになる兆しが見えてきている。スマートフォンのみならず、今後はノートPCのイヤフォン端子も撤廃されるような動きの兆しかもしれない。
昨年のCESでは既発売のRMCE-LTGが発表され(SHURE、iPhone 7で有線イヤフォンを使えるようにするLightningケーブル参照)、日本では5月に発売されたが、今回の新製品は待望のUSB Type-C をプラグにもつDACつきのMMCXケーブルだ。
ShureのSEシリーズに代表されるMMCX端子つきの好みのイヤフォンを装着してTypc-Cプラグを持つイヤフォンにすることができる。もちろんケーブルにはリモコンも実装されている。最新のType-C端子つきのAndroidデバイスで、24bit/96kHzの高品位オーディオを楽しめる。Cirrus LogicのハイクラスDACを採用していた既存製品は、48KHzまでの対応だったのでそれよりもスペック的には上をいくことになる。発売は今春の予定で価格は99ドルが想定されている。これは既発売のLightning端子つきの製品と同価格だ。
Matt Engstrom氏(Senior Category Director at Shure)は、今回の製品は今のところGoogle Pixelでの動作を確認しているという。また、あわせて標準的な3.5 mmイヤフォンジャックを持つ製品もリニューアル、リモコンユニット部分にスイッチを実装し、Amdroid/iOSを切り替えられるMMCXケーブル RMCE-UNIも発売される。日本を頻繁に訪れる親日家で日本のオーディオファンにはお馴染みの同氏によれば、今春にはもうひとつの新製品を予定していて、それをもって日本を訪問するのでお楽しみにとのことだった。