イベントレポート

SHURE、iPhone 7で有線イヤフォンを使えるようにするLightningケーブル

~ケーブル部分にはDACとアナログアンプも内蔵

「リモート + マイクLightningアクセサリーケーブル」(RMCE-LTG)

 SHUREから発表された「リモート+マイクLightningアクセサリーケーブル」(RMCE-LTG)。iPhone 7以降ではイヤフォン端子が廃止され、デジタルオーディオコンバーター(DAC)を内蔵した変換ケーブルが添付され、従来のミニ4極端子を使う場合は、そのケーブルを使う必要があったが、今回発表されたケーブルはLightningプラグを持ち、直接iPhoneに装着してオーディオを楽しむことができる。

 製品はケーブルのみなので、イヤフォンは別途自分で用意する必要がある。SHUREのSE215、SE315、SE425、SE535、SE846など、MMCX端子でイヤフォンユニットとケーブルを着脱できるものが利用できるほか、他社製品にも、同端子と互換性を持つものは多い。

 ケーブルはいわゆる「SHUREがけ」をした時に耳に半固定できるようにワイヤリングが施されている。また、ある程度の太さがあり、しなやかな細いケーブルという印象はないが、取り回しに苦労するというほどではない。

 ケーブルの途中にはリモコンユニットがあるが、サイズ的には一般的なものよりもずいぶん大きく感じる。この部分にDACとアナログアンプが内蔵されているためだ。同時に発表された従来通りのミニ4極プラグを持つ「リモート + マイクアクセサリーケーブル(RMCE)」と比べても、ケーブルの太さ、リモコンユニットのサイズが異なることが分かる。

 音を聞いた印象では、iPhone 7に同梱されている純正の変換ケーブルのDA変換によるサウンドよりも音の豊かさの点で勝っているように感じた。

 なお、米国ではLightning端子付きのものが2017年春に99.9ドルで、ミニプラグつきのものが2月に29.99ドルで発売される。