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手のひらサイズのロボットドールアイドルユニット「あい☆どーるず」結成

~スマホで振り付けできる据え置き型ミニロボット

「iDoll」

 株式会社博報堂のプロダクト・イノベーション・プロジェクト「monom」(モノム)は13日、ユカイ光学株式会社と共同開発中のロボットドール「iDoll」のコンセプトモデル、および2体のiDollからなるアイドルユニットの結成を発表した。

 iDollは、全高150mmのロボットドール。基本的な造形はコミカルな3頭身で、10個の関節を備える。15個のマイクロモーターとスピーカーを内蔵した台座に支柱で固定されており、歩行などはできないが、手足や頭を小気味よく動かすことができる。

 専用スマートフォンアプリ「iDoll PLAY」を使うと、歩いたりジャンプや、歌に合わせたダンスといった動作を指定でき、「動くフィギュア」として鑑賞を楽しめる。また、複数台を同期させて同時に動かすこともできる。

 プロトタイプの外観は顔や着色などがない素のマネキンのようだが、いくつかの種類の展開を予定しており、すでに“ツン&クールなヒカリ”と“ボーイッシュだけど心は乙女なミキ”という2体が作成されており、この2人で「あい☆どーるず」というアイドルユニットを構成する。

 キャラクターデザインは、PIXVで活躍中のマンガ化/イラストレーターの「TNSK」氏、声優はニコニコ動画の「ななひら」氏と「桃箱」氏が担当。また、振り付け師の「ANDY」氏が振り付けし、ボカロPの「キャプテンミライ」氏がプロデュースするデビュー曲「お先にフューチャー」のミュージックビデオも公開された。

 現在monomでは、iDollを市場に出すため、共同で量産、販路開拓を行なう製品化パートナーを募集している。また、iDollの動作をプログラムできるPC用ソフトや、作成した動きを発表/交換などできるコミュニティサイトも開発予定という。

内部構造
スマホアプリで動作を指定可能
動きをプログラムするソフトも開発予定
ヒカリとミキで構成されるあい☆どーるず
ミュージックビデオ

(若杉 紀彦)