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NVIDIA、特許侵害でSamsungとQualcommを提訴

~Galaxyシリーズの販売差し止めを要求

 米NVIDIAは4日(現地時間)、米国国際貿易委員会およびデラウェア地方裁判所において、SamsungとQualcommを特許侵害で提訴したと発表した。

 Samsungは、同社のスマートフォンおよびタブレットで、Qualcomm製あるいは自社製のSoCを採用しており、それらはGPUにQualcommのAdreno、ARMのMali、ImaginationのPowerVRのいずれかを搭載している。

 NVIDIAによると、Samsungのスマートフォン(Galaxy Note Edge/Note 4/S5/Note 3/S4)とタブレット(Galaxy Tab S/Note Pro/Tab 2)は、NVIDIAの持つプログラマブルシェーダ、統合シェーダ、およびマルチスレッドパラレルプロセスに関する7つの特許を侵害。NVIDIAはこれまで、Samsung製品がNVIDIAの特許を侵害しており、適切なライセンスを受けるようSamsungと直接交渉してきたが、それはSoCサプライヤの問題であるとしてライセンス締結に応じなかったという。

 これを受けNVIDIAは特許侵害の訴えを起こすとともに、該当するSamsungスマートフォンとタブレットの販売停止を求めている。NVIDIAが特許侵害で訴えを起こすのはこれが初。

(若杉 紀彦)