ソースネクスト、書いた内容をEvernoteへ自動アップロードする無線LAN内蔵デジタルペン

　ソースネクスト株式会社は、米Livescribeの無線LAN内蔵デジタルペン「Livescribe wifi スマートペン」を、直販サイトで5月31日に発売する。4月23日より予約受け付けを開始した。価格はオープンプライスで、単体の直販価格は18,800円。Evernoteのプレミアムアカウント1年付きのセット価格が21,800円。

　独自のパターンが描かれた専用ノートを用いて筆記内容を取得する「Anoto」方式のデジタルペン。マイクを内蔵しており、記録された手書き内容と音声を同期して保存する。各種処理用のプロセッサはARM 9を採用。

　データは2GBの内蔵フラッシュメモリへ、約200時間の音声、数千ページのノートを保存可能。また、無線LANを内蔵しており、インターネット接続環境があれば自動的にEvernoteへアップロードすることもできる。本製品の利用開始手続きを行なうと、毎月500MBの追加容量が提供される。

　EvernoteへアップロードされたデータはOCRやタグ付け、Android/iOS端末からの参照などが可能。また、独自の「ペンキャスト」と呼ばれる形式で保存されており、Webブラウザベースのプレーヤーから手書き内容と音声を同期しながら再生できる。

　本体サイズは11.5～19.7×158mm(幅×長さ)。重量は約36g。ドットパターンを読み込むために70fps以上でスキャンを行なう赤外線カメラを本体先端部に内蔵するほか、96×18ドットの有機ELディスプレイを搭載。電源は内蔵のリチウム充電池。充電はMicro USB経由で行なう。そのほか、スピーカー、ヘッドフォン出力を備える。

　ドットパターンが描かれた専用ノートはソースネクストの直販サイトで、A5ノート4冊パックが1,600円で販売されているほか、PDFファイルを自身で印刷して利用することもできる。

96×18ドットの有機ELディスプレイ

充電用Micro USBとヘッドフォン出力

各部の名称と機能