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日本HP、スキャナがシースルーのインクジェット複合機
(2013/2/28 13:01)
日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は、スキャナ部がシースルー構造のインクジェット複合機「HP ENVY120」を3月14日に発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は26,880円。
スキャナセンサーをトップカバー部に内蔵し、上面から原稿台に向かってスキャンすることで、ガラスによるシースルー構造を実現した。これにより原稿を確認しながらスキャンでき、原稿の置き間違いや位置ズレによるコピー/スキャンのミスを防げるほか、原稿の置き忘れ防止にもなるという。
無線LAN経由でスマートフォンやタブレットから印刷/スキャン/インク残量の確認が行なえる「HP Printer Control APP」に対応。新たに「ワイヤレスダイレクト」機能に対応し、無線LANルーターやアクセスポイントに接続していない端末から直接接続して印刷が可能になった。アクセスポイント接続モードとワイヤレスダイレクトモードの切り替えも容易に行なえ、来客時など一時的にワイヤレスダイレクト機能を使用するといったことも可能。
また、プリンタにメールを送信することで添付ファイルや本文の印刷ができる「HP ePrint」、Appleのデバイスから印刷できる「AirPrint」、Googleのクラウドサービスから印刷できる「Google Cloud Print」などに対応。Windows PC/Mac向けの専用プリンタドライバ「HP ePrint Software」をインストールすることで、あたかもスタンドアロンのプリンタのようにインターネット経由で印刷を行なうことも可能。
プリンタ部の主な仕様は、インクがCMYKの4色(CMYは染料、Kは顔料)、印刷解像度が4,800×1,200dpi(1.3pl)、印刷速度がモノクロ約7ppm/カラー約4ppm、対応用紙がA4~B5、封筒、はがき、L判/2L判など、給紙枚数が80枚。スキャナ部の主な仕様は、センサーがCIS、解像度が1,200×1,200dpi、出力階調が24bit、原稿サイズが最大A4/レター。
インターフェイスはUSB 2.0、IEEE 802.11b/g/n対応無線LAN、SDカード/メモリースティック デュオ対応カードリーダ(ダイレクトプリント用)、USB(PictBridge非対応、USBメモリダイレクトプリント用)などを備える。メモリは512MBを搭載する。
本体サイズは427×336×102mm(幅×奥行き×高さ)、重量は7.25kg。対応OSはWindows XP/Vista/7/8、およびMac OS X 10.6以降。