ASUSTeK Computerは、独自設計を採用したGeForce GTX 680ビデオカード「GTX680-DC2T-2GD5」、「GTX680-DC2O-2GD5」を発売した。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は前者が64,000円前後、後者が62,000円前後の見込み。

　両製品ともに独自の8+2フェーズのデジタル電源回路「DIGI+ VRM」を採用し、安定した電力供給を可能にしたという。一般的な電源回路と比較して電流ノイズを最大30%低減し、オーバークロック時、高負荷時の安定性を向上させた。techPowerUpが開発したGPU情報表示ソフト「GPU-Z」をベースとしたオーバークロックツール「GPU Tweak」が付属する。

　また、オリジナル設計のチョークコイル「Super Alloy Choke」、コンデンサ「Super Alloy Capacitor」、MOSFET「Super Alloy MOS」を採用し、長寿命化、低温化、電圧拡大化を図り、オーバークロック時の安定性を改善したという。

　さらに、ASUSのR.O.GシリーズマザーボードでGPU情報をモニタリングできる「VGA Hotwire」接点を搭載するほか、3スロット占有で冷却性と静音性を高めたオリジナルクーラー「DirectCU II」を採用する。

　GTX680-DC2T-2GD5は、コアクロックを1,137MHz、GPU Boostクロックを1,201MHzに向上させたモデルで、GTX680-DC2O-2GD5はそれぞれ1,019MHz、1,084MHzに向上させたモデル(リファレンスは1,006MHzと1,058MHz)。それ以外の仕様はリファレンスと共通で、メモリはGDDR5で、容量は2GB、バス幅は256bit。

　インターフェイスはPCI Express x16(3.0)。ディスプレイインターフェイスはDisplayPort、HDMI、DVI-I、DVI-Dを備える。

GTX690-4GD5

　このほか、リファレンスのGeForce GTX 690をベースに、オーバークロックツール「GPU Tweak」を添付した「GTX690-4GD5」も同時発売した。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は125,000円前後の見込み。