パナソニック、IP65準拠/120cm落下に耐える「TOUGHBOOK 31」

TOUGHBOOK CF-31

9月3日より順次発売

価格:オープンプライス



 パナソニックは、堅牢ノートPC「TOUGHBOOK」シリーズの新モデル「CF-31」と「CF-19」を9月3日より順次発売する。価格はオープンプライス。

●TOUGHBOOK 31シリーズ

 13.1型の「CF-31」の直販価格は453,180円。発売は11月18日。フルモデルチェンジし、従来機種「CF-30」から大幅に強化された。

 堅牢性は、これまでのIP54準拠/90cm落下試験から、IP65準拠/120cm落下試験に強化され、毎分12.5Lでの3分間のジェット水流や、PC内部を真空にした状態で8時間の粉塵に耐えられるようになったという。これは、水/埃が回転部分に到達せず安定して動作するよう設計された冷却ファンや、ロック機構を持たせたインターフェイス用カバーなどで実現した。さらに、内部構造の見直し、軽量化などにより落下耐性も120cmまで高めた。

 スペック面は内部を刷新。これまでのCore 2からCore i5に変更して性能を強化。また、新開発のLEDバックライトを採用し、液晶ディスプレイの輝度を2cd/平方mから1,100cd/平方mまで調整可能。暗所や夜間、日中の屋外などさまざまな環境における視認性を確保した。加えて、OSをWindows 7に変更、インターフェイスにHDMI出力を追加し、USBポートを4つに増やした。本体重量も軽量化されている。

液晶ディスプレイ輝度は最大1,100cd/平方m水や埃を回転部分まで侵入させない新開発の冷却ファンロック機構で防塵性能を高めたインターフェイス用カバー

 主な仕様は、Core i5-520M(2.40GHz、ビデオ機能内蔵)、Intel QM57 Expressチップセット、メモリ2GB(最大6GB)、HDD 160GB、1,024×768ドット(XGA)表示対応13.1型タッチパネル液晶、Windows 7 Professionalを搭載。IntelのvPro、アンチセフトに対応する。

 インターフェイスはGigabit Ethernet、IEEE 802.11a/b/g/n無線LAN、FOMAハイスピード対応ワイヤレスWAN、Bluetooth 2.1+EDR、USB 2.0×4、IEEE 1394、Type2 PCカードスロット、SDカードスロット、HDMI出力、ミニD-Sub15ピン、シリアルポート、音声入出力などを備える。

 バッテリ駆動時間は約12時間。本体サイズは302×292×73.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約3.72kg。

●TOUGHBOOK 19シリーズ
TOUGHBOOK CF-19

 10.4型コンバーチブルの「CF-19」は通信機能の違いで3モデルが用意され、直販価格は310,270円から。発売は9月3日。

 従来機種からCPUなどを強化し、OSをWindows 7に変更。堅牢性はIP65準拠に強化された。落下耐性は90cmで従来と同じ。

 主な仕様は、Core i5-540UM(1.20GHz、ビデオ機能内蔵)、Intel QM57 Expressチップセット、メモリ2GB(最大6GB)、HDD 160GB、XGA表示対応10.4型タッチパネル液晶、Windows 7 Professionalを搭載。

 インターフェイスはGigabit Ethernet、Bluetooth 2.1+EDR、モデム、USB 2.0×2、IEEE 1394、Type2 PCカードスロット、SDカードスロット、ミニD-Sub15ピン、シリアルポート、音声入出力などを装備。IEEE 802.11a/b/g/n無線LAN搭載モデル、無線LANとFOMAハイスピード対応ワイヤレスWAN同時搭載モデルが用意される。

 バッテリ駆動時間は約10時間。本体サイズは271×216×49mm(同)、重量は約2.3kg。

(2010年 9月 2日)

[Reported by 山田 幸治]