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シニアが活躍する渋谷のカフェでHPのAI PCを「自由研究」に活用

AI PCを活用した自由研究に参加した「G-CHA & Ba-CHA」店舗スタッフの昌枝さん(左)、澄子さん(中央)、雄二さん(右)

 日本HPは、渋谷の期間限定カフェ「G-CHA & Ba-CHA」との共創プロジェクトとして、同社のAI PCを用いた「AI PCで自由研究」キャンペーンを実施した。使用したAI PCは14型2in1ノートPC「OmniBook X Flip 14 AI PC」。

 G-CHA & Ba-CHAは、ほうじ茶や抹茶をベースとしたドリンクを提供しているテイクアウト専門のカフェ。2026年3月に開業した。店舗スタッフには平均年齢73歳のシニアを起用しており、ドリンクの提供時に交流できる。

G-CHA & Ba-CHA店舗外観
店内に入るとスタッフの集合写真を使ったコンセプトビジュアルが目を引く
ドリンクのほかグッズ類も販売

 本キャンペーンは、店頭に出ているシニアスタッフがAI PCを活用して「自由研究」のアイデア出しから実現までを発信する内容。

 日本HP マーケティング本部コンシューマーマーケティング部長の梶間渉氏は、AI PCの登場によってPCを扱ううえでのとっつきにくさは薄れ、新たな挑戦に取り組みやすくなった現状を「PCが人に寄り添う存在になった」と表現する。

 難解な操作を必要とせずにアイデアを形にできることはAIの得意とするところであり、シニア世代の活用においてもその強みが発揮されると考え、今回のキャンペーンでG-CHA & Ba-CHAと協力することになった。

梶間渉氏

 G-CHA & Ba-CHA店舗代表の明円卓氏は、店舗のコンセプトを「シルバー世代の新しい働き方を提案するメディア」と説明。「接客は座りながら」「疲れたら無理せず休む」などの取り組みを紹介した。今回のキャンペーンについてはAI PCを使って「何歳からでも新しいことを始められる」ことを伝える趣旨がG-CHA & Ba-CHAのコンセプトに合致したことから協力することを決めたという。

 当初、シルバー世代のスタッフがPCを使って自由研究をすることについては若干の不安があったとのことだが、蓋を開けてみれば、疑問点の解決や実作業の代行をAIが担当することで、むしろシルバー世代とAI PCの組み合わせは理にかなっていると感じたと話した。

明円卓氏

 続いてスタッフの昌枝さん、澄子さん、雄二さんが登壇し、それぞれの自由研究で制作した作品を発表した。文章や画像の生成、資料の作成などを担当したAIはWindows標準のCopilotだという。

 昌枝さんは自身の写真から生成した画像に自身の言葉を添えた「日めくりカレンダー」を制作。日頃、店舗を訪れた若者から受けるお悩み相談を着想の原点とした。入力に使った画像は1枚の写真のみで、本人あこがれの職業やライフイベントの衣装を着た姿を生成している。「結婚式を挙げることはできなかったし、成人式にも出席できなかったので、画像の中でだけでもウェディングドレスや着物を着ることができてうれしかった」と感想を述べた。

昌枝さんの自由研究「日めくりカレンダー」。悩み相談から着想したアドバイスの言葉と、本人の写真から生成した写真を組み合わせている

 澄子さんの自由研究は「71歳からはじめるタップダンス」。今回の取り組みを機にタップダンスを始める決心をした澄子さんが、シューズ選びから練習環境づくり、練習メニューなどをAIとともに模索し、実際にタップダンスを始めるまでの記録をまとめている。発表資料も本人の口述をもとにCopilotが出力した。

 現役時代はCADを扱っていたという澄子さんだが、ブランクもありPCをきちんと扱えるか不安だったという。ところが実際に作り始めてみると、AIの賢さと手軽さ、仕事の速さに目が点になったと振り返っている。

澄子さんの自由研究「71歳からはじめるタップダンス」。発表資料を表示しているPCも制作に使った「OmniBook X Flip 14 AI PC」

 雄二さんは日本語の口語表現を3カ国語に翻訳したカード形式の「日本語おみくじ」を制作した。「もぐもぐ」や「ごくごく」などの擬音や、「めっちゃ」などの副詞表現を中心にワードを選んでいる。お客さんに1枚引いてもらい、出た言葉についてジェスチャーを交えたコミュニケーションを取る補助とする。雄二さんによれば、スマホを「日常の道具」と捉える一方で、じっくり腰を据えて何か1つのことに取り組む用途にはPCが向いているとし、今回の体験はリタイア後の人生を前向きに見直す意味でも、非常に良い刺激になったと話している。

雄二さんの自由研究「日本語おみくじ」。訪日客も多い土地柄、お客さんと一緒に楽しめるものが作りたかったとのことだ