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最大40 TOPSのエッジAIコンピュータ「Arduino VENTUNO Q」国内発売へ

 スイッチサイエンスは、最大40 TOPSのNPU処理能力を備えたQualcomm製プロセッサと16GBのLPDDR5メモリを搭載するエッジAIコンピュータ「Arduino VENTUNO Q(ARDUINO-ABX00181)」の取り扱いを発表した。工事設計認証(いわゆる技適)の取得および表示作業など国内導入の準備が整い次第、直販サイトにて販売を開始する予定だ。価格は未定。

 製品名VENTUNOはイタリア語で「21」を意味し、同製品はArduinoが創立21周年を迎える年に投入する新プラットフォームだ。メインプロセッサに8コアのQualcomm Kryo CPU、Adreno 623 GPU、Hexagon NPUで構成されるQualcomm Dragonwing IQ8(IQ-8275)を採用している。16GBの大容量メモリと64GBのeMMCストレージに加え、M.2 NVMe Gen.4拡張スロットを備えており、UbuntuやDebian Linux上で大規模言語モデル(LLM)や視覚言語モデル(VLM)といった生成AI処理を完全ローカル環境で実行できる。

 AI処理用のメインプロセッサとは別に、物理制御を担うサブプロセッサとしてArm Cortex-M33コアを備えたマイクロコントローラ「STM32H5F5」を搭載する「デュアルブレイン構造」も特徴。同コントローラは1.5MBのメモリと4MBのフラッシュメモリを備え、Arduino Core on Zephyrが動作しており、メインプロセッサのAI処理の負荷が高まった際にも影響を受けることなく、モーター駆動などのリアルタイム制御をサブミリ秒の応答性で安定して実行できる。

 インターフェイスや通信機能も充実しており、オンボードアンテナを備えたWi-Fi 6とBluetooth 5.3に加え、2.5Gigabit Ethernetポートを標準装備する。また、映像/音声出力にはHDMIやUSB Type-C(DisplayPort Alt Mode対応)、MIPI DSIを揃え、カメラ接続用として3系統のMIPI CSIコネクタやUSBカメラをサポート。さらにCAN-FD端子や各種拡張ヘッダーを実装する。

 電源はUSB Type-C、DCジャック、スクリューターミナルに対応。本体サイズは160×100×25.8mm。開発環境としては統合開発環境「Arduino App Lab」が利用でき、C++スケッチやPythonスクリプト、AIモデルの実行を一元的に開発管理できる。