ニュース

HBMの速さとSSDの大容量を兼ね備えた「HBF」

 AIの急速な拡大にともなうデータ量の急増に対し、高速転送と大容量を両立する新たなストレージ技術が登場した。SK hynixとSandiskは8月4日、次世代ストレージ技術「HBF(High Bandwidth Flash)」の初となる標準規格を発表した。

 HBFは、HBM並みの高速データ転送を実現しつつ、NANDフラッシュを活用して大容量化を図った、HBMとSSDの中間に位置する新たなストレージ技術。今回の標準規格では、帯域幅が約0.4~3TB/s(3グレード)、容量が最大512GB(NANDダイを8枚または16枚積層)となっている。

 これに加えて、接続インターフェイスにUCIeを採用することで、CPUやGPUなどさまざまなプロセッサと柔軟に統合できる点も大きな特徴としている。

 SK hynixでは、エージェント型AIの急速に広がり、処理すべきデータ量が急増する中で、メモリやストレージの高速化と高効率化が求められていると指摘。その上で、今後は単一のメモリタイプで対応するのではなく、多様なメモリを統合的に活用していく「Tiered Memory」(階層型メモリ)に基づいた次世代アーキテクチャが必要になると説明している。