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AIが職場の活動範囲をどう広げているか、OpenAIが調査を公表
2026年7月28日 18:11
OpenAI Economic Researchは、AIの利用が職業間のタスクの垣根を崩しつつあるとする調査結果を公表した。ChatGPTユーザーの80万件以上のメッセージを分析したもので、仕事関連メッセージのうち16.8%、職業固有のメッセージのうち43.5%が、本来は別の職業に属するタスクに該当した。
特徴的なのは、ほかの職業のタスクが自分の職業に流れ込む「タスククロスオーバー」である。たとえばマーケティング担当者が開発者の対応を待たずにサイトの不具合を切り分け、エンジニアがソフトウェアのトラブルシューティングを引き受ける。従来は誰かに引き継ぐ必要があった作業を、AIの支援によって最初にその必要性に直面した人がそのまま行なえるようになったわけだ。
ただし職種別に見ると、傾向は一様ではない。デザインは自分の職業外のタスクを扱う比率が35.2%と高い一方、デザイン側のタスクが他職業に借用される比率は1.7%にとどまる。エンジニアは職業外タスクが18.5%、他職業から借用される比率が7.4%で、外部にタスクを提供する動きが目立つ。マーケティングは職業外タスクが24.3%、借用される比率が8.9%で、双方向のタスク共有がもっとも広がっている。
企業規模によっても差が出た。2〜5席の小規模企業では職業外タスクの比率が18.9%に達するのに対し、100席以上の大規模企業では16.3%まで下がる。他職業から借用されるタスクも規模が大きくなるほど減る傾向にあり、分業体制が確立された組織ほど職域の越境は起きにくいようだ。
変化は仕事の進め方だけにとどまらない。誰が何を担うかという職業間の分業そのものが動いており、定型業務の大幅な組み替えが予想される。報告では、企業が新しい職種名や業務定義を整える前に、現場で活動の再編が先に進んでいることを示しているとまとめた。






















