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Dell、実効容量5.8PBeの次世代ストレージなど、データセンター向け新製品
2026年5月20日 02:00
Dellは5月19日、エンタープライズストレージやコンピューティング、セキュリティなど、AI時代に向けたデータセンター関連の新製品を発表した。
「Dell PowerStore Elite」は、3Uラックサイズで実効容量5.8PBeを実現するエンタープライズ向け次世代ストレージプラットフォーム。
CPUやメモリの強化、ソフトウェアの大幅な改善により、前世代と比べてIOPSや容量密度、スループットが最大3倍向上。圧縮や重複排除を改善することで、データ削減保証を従来の5:1から6:1へと引き上げた。E3スロットを40基備えており、実効容量は最大5.8PBeに達する。
拡張やアップグレードを考慮した設計を採用。AIを活用したインテリジェンス機能を備えており、ワークロードの自動分散やパフォーマンスの調整といった作業を支援することで、インフラ管理業務を最大95%削減できるという。
「Dell PowerEdge」シリーズは、AIレディネス(AI活用に向けた準備)とセキュリティ機能を組み込んだコンピューティングサーバー。第1弾となる今回は、AI学習や最も要求の高いGPUワークロードなど向けのXE-Series、ラックスケールの高密度コンピューティング向けM-Series、一般的なワークロードなどメインストリーム向けのR-Seriesの3シリーズを展開する。
前世代と比べて最大70%の性能向上を図ることで、最大13:1のサーバー統合比率を実現。設置スペースや電力、ソフトウェアライセンスにかかるコストなどの削減を可能にする。加えて、2027年以降に規制産業で求められる耐量子要件を先取りしたQSFB(Quantum-Safe Firmware and Boot)も備えている。
また、データ保護やランサムウェア対策に向けた製品として「Dell PowerProtect One」および「Dell Cyber Detect」も展開する。
Dell PowerProtect Oneは、PowerProtect Data ManagerとData Domainを1つのコンソールに統合したプラットフォーム。オープンアーキテクチャを採用し、サードパーティ製ソフトウェアとのシームレスな連携も可能で、さまざまな環境において重要なデータを保護する。顧客による展開時間を75%短縮できるほか、管理オーバーヘッドを最大50%削減できるという。
Dell Cyber Detectは、AIを活用したフルコンテンツベースの分析により、ランサムウェア侵害の特定やデータ復旧を可能にする製品。メタデータやシグネチャに依存せず、バイトレベルでデータを検査することで、ランサムウェアによるデータ破損の99.99%を検知できるとする。また、クリーンなデータを使って迅速かつ正確に復旧を行なえる。
そのほか、VMware Cloud Foundation(VCF 9.1)などをサポートした「Dell Private Cloud」、2ノードクラスタなどをサポートした「Dell Distributed Private Cloud」、エージェント型AIレイヤーを導入した「Dell Automation Platform」といった、プライベートクラウドや自動化に関する製品もアップデートしている。

























