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ASUS、Core Ultra X9搭載NUCやペンを挟んでもディスプレイが割れない薄型ノートを展示
2026年4月9日 10:10
国内最大級のIT展示会「Japan IT Week 春」が東京ビッグサイト(西1~4ホール)で開幕した。会期は4月10日まで。会場では最新ソリューションの展示に加え、専門家によるセミナーや業界交流会が実施されている。入場には公式サイトからの事前登録が必要となる。
本稿ではASUSブースにおける、ビジネス向けソリューションなどについて紹介したい。
今回ASUSが出展したのは「第29回 組込み・エッジ・IoT開発 EXPO」エリアとなる。そのため、同社が展開する実運用を見据えたAIソリューションや、産業用エッジAIコンピュータなどが中心となっている。
Intel部隊合流で強化されたNUCラインナップ
しかし、ASUSといえば……NUC!ということで、「ASUS NUC」の名を冠したミニPCが多数展示。担当者によると、これまでもNUCは家電量販店や直販サイトなどでは販売しており、いずれも好評を博しているという。同社のラインアップの中では特にローエンドのモデルがコストパフォーマンスの点から好評のようで、ハイエンドモデルの場合、スペックや価格の差などを考えると、より大きめのゲーミングミニPCを購入する傾向になるようだ。
ASUS NUCのユニークな話として、以前Intelが「Intel NUC」を開発していた頃のIntelのエンジニアたちの多くが、開発終了に合わせて、ASUSに移籍してきたのだという。現在は彼らも開発に加わっているため、製品の品質などがより向上しているとした。なお「NUC」というワードについて、Intelは商標登録などをしなかったため、現在「ASUS NUC」の名前を使用しても問題がないのだという。
ペンを挟んでも大丈夫なExpertBook
個人的にかなり興味深かったのが、同社の企業向けビジネスノートPCブランド「ASUS ExpertBook」シリーズだ。Intel CPU搭載モデルとAMD CPU搭載モデルがそれぞれ用意されており、カスタマイズして企業向けに提供しているビジネスノートPCブランドで、一般向けの販売は行なっていない。
企業向けということで、パフォーマンスやPCとしての性能以外に、耐久性や剛性について特に重要視しているとのことで、担当者が筆者との会話中におもむろに展示されているノートPCのキーボードの上にペンを置いたかと思ったら、いきなりノートPCのディスプレイを閉めるというデモンストレーションを行なって見せた。
ディスプレイ部は完全には畳まれることなく、歪んだ状態のまま……という驚きの柔軟性を発揮した。その後、再度開けてディスプレイを見せてくれたが、傷1つ付いておらず、ASUSのビジネスノートの本気を感じた。その後も、180度展開したノートPCのディスプレイ側を持つとディスプレイがぐにゃっと曲がるなどの柔軟性を示し、筆者を2度驚かせた。
担当者はこういったASUSのビジネスノートPCの完成度の高さをもっと広めたいと語っており、今後のアピール展開などに向けての意欲を見せていた。
本題のAIソリューション周りは?
AIソリューションとしては、既存カメラをAI化し、安全行動や危険エリア侵入をリアルタイム監視する、労働安全管理システム「AISEHS」や、プログラミング不要で高精度な外観検査を実現できるAI検査支援ソリューション「AISVision」などのライブデモの様子を展示し、内部に使われている同社製品を交えつつ、ソリューション全体の実用性などについて紹介していた。
産業用エッジAIコンピュータ製品としては、日本では初披露となる、次世代の産業用エッジAIコンピュータ「ASUS PE3000N」を展示した。システムにはNVIDIAのJetson Thorプラットフォーム「Jetson T5000」を採用しており、CPUには最大動作周波数2.6GHz、14コアのArm Neoverse-V3AEを搭載。GPUは96基の第5世代Tensorコアを含む2,560コアのBlackwellアーキテクチャGPUを備え、メモリは128GB、256ビットのLPDDR5Xを備え、最大2,070 FP4 TFLOPSのAI演算性能を誇る。
同様に、NVIDIAのCPU「GB10」を採用する「NVIDIA DGX Spark」ベースのエッジAIコンピュータ、「Ascent GX10」も展示。デスクトップ型AIスーパーコンピュータとしており、こちらは1P(ペタ)FLOPSのAI演算性能を実現するようだ。そして、ファンレス動作のエッジAIシステム「PE1103N」については、本体側面にNVIDIAの社長兼CEO、ジェンスン・フアンのサインが入った筐体を展示しており、ASUSとNVIDIAとの良好な関係が感じられた。
組み込み機器には「ASUS IOT」のロゴが描かれており、組み込み向けのブランディングも万全のようだ。
ASUSのブースからは、同社が普段我々に見せているコンシューマ向けの顔とは異なる、ビジネスの世界にさまざまなソリューションを提供するITメーカーとしての側面が見られて非常に興味深かった。もちろん同社は以前から他社向けにOEMなどを行なっていた企業なのは存じているが、近年の目に見える活動の裏で、このようなビジネス寄りの事業展開も活発に行なっているのを見ていると、今後の同社のさらなる飛躍が楽しみになる。
いつものASUSと異なる、ビジネス向けの同社の方向性などに興味がある人は、是非ASUSブースに足を運んでみてはいかがだろうか?



































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